おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
薬学博士渡辺武著『漢方が救う人体危機』
現代医療の誤りを正す
第2章 漢方はどう診断するか
肝臓の解毒作用と利尿作用
p152酒を飲んで赤くなる人は〝肝臓の機能がすぐれている〟は常識のうそ!
酒といえば、〝酒の神様〟である坂口謹一郎先生を思い出します。
ある高齢の会社の社長さんを連れて、「この人をもっと長生きさせる薬はないか」と相談に来られました。
ところが、よく見ると、肝心の先生のほうが、蕁麻疹(じんましん)が出て悩んでおられるのです。
そこで先生にも、生姜(しょうが)の入った気剤の「柴胡桂枝乾姜湯」を処方したところ、「おれは生姜はだめだ。受けつけないんだ」といわれる。
聞くと先生は、好物は酒を召し上がっているときは調子がよい。
そこで結局、生姜と同じ気剤である酒を、朝に夕に少しずつ飲んでいれば、皮膚からの発散を助けて蕁麻疹は退散する、という話で一致しました。
酒は〝百薬の長〟といわれるくらい、体内の水分を発散してくれる特効薬なのです。
ヨーロッパでは、ワインは食前酒として、食事の受け入れ態勢を整える飲み物になっていますが、酒はいいかえればスパイスと同じ役割をしています。
血液の循環をよくし、夏の暑い盛りなどは、皮膚ばかりに流れている血液を、胃や腸に集中させてくれます。
しかし、肝臓はアルコールの解毒をしているわけですから、酒も過剰に飲むと負担がかかってくるのです。
ただ、過剰といっても、人によっては一升飲んでも平気な人もいれば、盃一杯で真っ赤になる人もいます。
赤くなる人を肝臓の機能がすぐれているようにいう人がいますが、事実は逆で、肝臓が鋭敏で解毒作用が少ないから赤くなるのです。
酒は人それぞれに適量がありますが、適量の酒は血行をよくして、冷えのぼせを正常にしてくれます。
ちょうど、温泉に入って血行をよくするのと同じことです。
冷えのぼせの正常化ということに女性の男性化、男性の女性化の体内的な状態――女性が頭に血がのぼっている、男性は頭に血がのぼらない――という逆現象を正常化してくれるのです。
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