おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
柴崎保三著・鍼灸医学大系 ④ 黄帝内経素問 蔵気法時論篇 第二十二
第二節
(原文)
岐伯曰、肝主春。足厥陰少陽主治。其日甲乙。肝苦急。急食甘以緩之。心主夏。手少陰太陽主治。其日丙丁。心苦緩。急食酸以收之。脾主長夏。足太陰陽明主治。其日戊己。脾苦濕。急食苦以燥之。肺主秋。手太陰陽明主治。其日庚辛。肺苦氣上逆。急食苦以泄之。腎主冬。足少陰太陽主治。其日壬癸。腎苦燥。急食辛以潤之。開腠理、致津液、通氣也。
(訓読)
岐伯曰く「肝は春を主る。足の厥陰少陽治を主る。其の日は甲乙。肝は急を苦しむ。急いで甘を食して以て之を緩にせよ。
心は夏を主る。手の少陰太陽治を主る。其の日は丙丁。心は緩を苦しむ。急いで酸を食して以て之を收せよ。
脾は長夏を主る。足の太陰陽明治を主る。其の日は戊己。脾は に苦しむ。急いで苦を食して以て之を燥にせよ。
肺は秋を主る。手の太陰陽明を主る。其の日は庚辛。肺は氣の上逆を苦しむ。急いで苦を食して以て之を泄せよ。
腎は冬を主る。足の少陰太陽治を主る。其の日は壬癸。腎は燥を苦しむ。急いで辛を食して以て之を潤おし、腠理を開き、津液を致し、氣を通ずるなり。
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