昌栄薬品です
クラシエ薬品資料より
冷え性・低体温⑤
・・・東洋医学の考え方・・・
今回から冷え性・低体温の東洋医学的考え方について。
世界で初めて体温計が登場したのは1600年代初頭で場所はイタリアであると言われています。
つまりそれよりはるか以前に起こった東洋医学においては、体温を測る、という考え方はなく、冷え性と低体温を区別している西洋医学とは異なり、中医学では低体温も「冷え性」として捉えることができると考えられます。
また「冷え性」は中医学の病名ではなく症状名で、臨床においてしばしば登場する症状であり、弁証を行う際に重要なヒントを提供してくれる症状でもあります。
中医学には冷えや寒さを現す用語は多くあり、それぞれ微妙な意味の違いがあります。その中のいくつかをご紹介します。
◎悪寒(おかん)・・・ぞくぞくした強い寒気を感じる症状。厚着をしても暖房を強めても寒さは取れない。
◎寒慄(かんりつ)・・・悪寒によって身体が震える症状で、寒さの程度は悪寒よりも強い。
◎畏寒(いかん)、怕(りっしんべんに白・ハ)冷(はれい)・・・寒気を嫌う症状で、程度は悪寒よりも軽い。厚着や暖房によって軽減する。
◎手足厥寒(てあしけつかん)・・・手足が寒い症状
◎手足厥冷(てあしけつれい)・・・手足が冷たい症状で、程度は手足厥寒より重い。寒さの及ぶ範囲は手足の指先から手首、足首までである。
◎手足厥逆(てあしけつぎゃく)・・・手足がひどく冷たい症状で、程度は手足厥寒より重い。
寒さは手足の先から肘、膝にまで達する。
厥とは厥証ともいい、軽症のときは手足が寒冷となり、重症のときは突然昏倒し人事不省となる。新・東洋医学辞書13
厥=けつ。厥とはつくす、つきるの意味がある。気が上逆して陰陽の失調をおこし、軽ければ四肢寒冷し、重ければ人事不省となる。厥には陰厥と陽厥の区別がある。陰厥は寒厥ともいい、陽厥は熱厥ともいう。漢方用語大辞典
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身体を温める働きのる「陽気」が加齢と共に衰えるために冷え性、低体温が起こります。
しかし少ないケースではありますが、ストレスや寒邪といった実邪をうけたために冷え性、低体温が起こることも無視できません。
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