おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
黄帝内経素問 蔵気法時論篇 第二十二
第一節
黄帝問曰。合人形、以法四時五行而治。何如而從、何如而逆。得失之意、願聞其事。
岐伯對曰。五行者金木水火土也。更貴更賤。以知死生、以決成敗。而定五藏之氣、甚之時、死生之期也。
帝曰。願卒聞之。
(語句の意味) 2-2
合人形=人形を合せて・『人の病気を治療するにあたって、それを一つの体系にまとめて』鍼灸医学大系
四時=春夏秋冬の四季のことで、そのうちの夏の3ヵ月目(旧暦6月)は長夏ともいわれる。
從=①従順。逆に対していう。
<素問生気通天論>「気血皆従う。」
②正常なこと。
<素問陰陽応象大論>「此れ陰陽反して作す。病の逆従なり。」
③ある種の処理方法や原則を採用すること。
<脾胃論>「此れ湿勝れば平胃散に従う。」
④迎えること。
<素問骨空論>「風に従いて風を憎む。」
⑤治法の一つ。すなわち反治のこと。
<素問至真要大論>「従は反治なり。」⇒反治(はんち)。
⑥放縦(勝手気ままなこと)。<霊枢師伝篇>「血食の君、驕恣して欲に従い人を軽んず。」
逆=①病が成ること。
<素問湯液醪醴篇>「今良工皆、称して病成ると曰う。名づけて逆という。」
②脈象。
<素問平人気象論>「人の胃気なきを逆という。逆する者は死す。」
<傷寒論平脈法>「水行りて金に乗じ、火行りて水に乗ず、名づけて逆という。」
③順の反対。
④逆治のこと。
逆從=証候の逆の薬を用いて治療することを正治法といい、証候に従がって治療することを反治法という。
<素問至真要大論>「逆は正治なり、従は反治なり。」
逆治=
①治療すべきでないものを妄りに治療すること。
<霊枢玉板篇>「工これを察せざる者にしてこれに刺す。これ逆治という也。」
②また正治のことをいう。一般的に治療方法は疾病の性質、病機に対して正面から治療を行う。たとえば、寒証に熱薬を用い、熱証に寒薬を用い、実証に攻法を用い、虚証に補法を用いるなど。薬性と病性とが相反する所からまた逆治ともいう。
<素問至真要大論>「逆なるは正治なり。」
何如而從、何如而逆=「どのようにすれば従となり、又どのようにすれば逆となるか」鍼灸医学大系
得失=得ることと失うことと。成功と失敗と。善悪。利益と損失。
更=コウ。サラに(なるべきかな書き)。その上に。あらためて。少しも。サラ。新しいこと。新しいこと。新しいもの。アラタまる。新しくなる。変わる。入れかわる。かわるがわる。ヘる→経。フける。夜がおそくなる。老人めく。フかす。夜おそくまで起きている。つぐなう。夜番。番兵。労力税としての番兵。貧乏で、お金をもらって出る番兵。
貴=キ。トウトい。タットい。地位が高い。価格が高い。トウトい。尊敬する。重んずる。愛する。名詞の上に冠し、相手にたいする尊敬の意を表わす。
賤=セン。イヤしい。身分が低い。イヤしむ。あなどる。価が安い。つたない。自己の謙称。
貴賤=身分のある人と低い人と。とうとい人といやしい人と。
更貴更賤=『病の軽重の変化』鍼灸医学大系
甚=間甚・間とは病の軽いこと、甚とは病の重いこと。<素問標本病伝論>「謹みて間甚を察し、以って意、これを謂う。間なる者は并びて行り、甚なる者は独り行る。」
卒=ソツ。兵隊。下級の兵士。ニワカに。突然。しもべ。多数の人。古代の制で、三百軒の戸数。三十国のくに。ソツ・シュツ。死ぬ。天寿を終って、年とって死ぬ。オわる⇒終。
卒=そつ①尽きる、終る、全うする。
<素問蔵気法時論>に「愿(つつし)んで卒にこれを聞く」とある。これはつつしんで詳しくこれをたずねるということである。また、人の死亡あるいは寿命が終ることを卒という。②猝(そつ)の意味。
1)急に、にわか。突然。卒中とは中風である。卒瘖(そついん)とは暴瘖(ぼういん)
<霊枢経脈篇>であり、すなわち突然音声が出なくなることである。また卒疝<霊枢経脈篇>、卒痛(<素問挙痛論>)はともに、突然疼痛をわずらう病気。
2)あわただしい。意味を推し広めて軽率なこと。
<素問徴四失論>に「卒(にわか)に寸口を持つ」とある。これはあわただしく脈象を按じて調べることである。
③焠(さい)に同じ。焼くこと。
<霊枢四時気論>に「皆これを卒刺す」とある。すなわち針を焼いてこれを刺すことである。また「卒はその三里に取る」とは針を焼いて三里穴に刺すことである。
漢方用語大辞典、明解漢和辞典
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