かっぱらぱ編集室を開いて、11年目に入りました。
参加してくれている子どもたちに支えられながら、
何とかがんばっているという感じです。
かっぱら広場に来てくれる講師の方から、
「かっぱら広場へ来る子どもたちは、
順番を守ってみんな楽しそうに活動に参加している」
と話を聞きます。
他の地域では、工作などの材料を我先にと自分のものにして、
もめたあげく結果的に作品ができあがらない…
という話しもあるそうです。
その点、興津の子どもたちは、
小さい子を優先させてあげ、順番を守るなど、
大人があれこれ言わなくても自然にできているように思います。
それもこれも、
実は広場を始めた当初から、
編集室に来ている子どもたちが暗黙のうちに
広場のルールを作ってきていたからです。
オモチャを大切にすることや、
私たち大人のスタッフが困っていると
率先して手伝ってくれたりなど、
そんな様子を見て、
広場にだけ通ってくる子どもたちがそれをモデルとして行動し、
秩序ある子どもたちの世界がつくられているのだと思います。
編集室の活動でも、
勉強タイムに大幅に他の人を困らせる子どもはいません。
入会して間もない頃には私に挑戦してくる子どももいますが、
すぐにその必要がないことを理解し、
みんなと楽しく過ごせるようになっていきます。
今、学校や家庭を取り巻くいろいろな問題が起きていますが、
異年齢の中でゆとりのある時間を過ごせることは、
子どもたちの成長にとってとても意味のあることだと
私は感じています。
さて、
今後この活動をどこまで続けていけるか
正直なところわかりませんが、
子どもたちがかっぱらを必要としてくれている間は、
何とかがんばっていこうと思っています。
どうぞ今後とも、
活動に対するご理解ご協力をお願い致します。
かっぱらぱ編集室 編集長 川島
かっぱらぱ編集室ホームページ
http://www5a.biglobe.ne.jp/~kappara/