集会場の屋根にのっている男の子
仕事が休みに入って3日が経ちました。
毎日、パソコンとにらめっこしています。ふ~
今までばらばらに行ってきたかっぱらぱ編集室の活動を、
今年度、「Kids total support project」として、
一つにまとめていこうと考えています。
(やっとNPO法人らしくなってきましたね~。)
コンセプトはその名の通り、「子どもたち全てをサポートしていくシステムづくり」です。
でもこれは、まわりからサポートするのではなく、
子どもたち自身に、自分をコントロールする力を身につけていってもらうものです。
今回、プロジェクトを思い立ったきっかけは、
今年度、今までかっぱらぱ編集室をサポートしてくれていた団地の会長が変わったことで、
地域のようすが随分変わり、かっぱらへの風当たりも強くなってきています。
地域の中には子どものいない人もいますし、
理解のある人ばかりではないこともわかっていました。
しかし、こんなにも人のつながりはもろいのなんだと悲しく思う反面、
それならもっと組織をしっかりさせて、
信用を得られるようにしていかなければならないと感じました。
加えて、仕事で行っている小学校で、ここ数年6年生を対象に
中学に向けてのストレスマネジメントをさせてもらっているのですが、
その感想に、「ストレス反応を知ったことで、自分の状態がわかり眠れるようになった」
「イライラする理由がわかった」「肩こりや頭痛の理由がわかった」など、
子どもたち自身が自分の心と体の状態に気づくことで、
コントロール感を取り戻している感想が多く寄せられていて、
これを継続的に行っていけば、子どもを取り巻くいろいろな問題を
子どもたち自身の力で取り除いていけるのではないか…と思えるようになったからです。
そのためには、計画的・継続的な関わりが必要ではないかと感じています。
「心理学」と聞くと、どうも難しくて、専門家が扱うモノ…と思われがちですが、
それを子ども自身、保護者、支援者などにわかりやすく伝えていくことで
いろいろな問題を未然に防ぐことができるのではないかと思います。
子どもたちのまわりから危険を取り除くのではなく、
心のレジリエンス(弾力性・復元力、逆境をバネにしていく力)を育てていくことを目的に
心理学を学習できる場をつくっていってあげたいなぁと考えています。
現在のところ、「お母さんのための子育てプチ心理学講座」を行っていますが、
今年度はさらに「子どもと関わる人のための実践心理学講座」を月に1回開く計画です。
さらに、地域の理解が得られれば、引き続き一日児童館「かっぱら広場」を。
学校では、講話や「スクールカウンセラーだより」などを使って、
子どもたちに心理学のエッセンスを伝えていきたいと考えています。
まだまだ始まったばかりですが、せっかくここまでやってきたのですから、
スタッフの仲間たちと共に、もう少しがんばってみようかな~と思っています。
逆境をバネに…。
今回はちょっと熱く語ってしまいましたね~いやはや…(^^)。