内容が⑫まで進んでくると、
今まで何を書いてきたのか覚えていられなくなって困ってしまう。
歳だね~。
同じことを書いていることもあるかもしれないけど、許してね。
今回は、どうして学校に行けなくなったのか、
「不安のメカニズム」について、さらに深く説明するよ。
さて、「学校」はただの建物だよね。
高いところと同じように、「学校」からきみに迫ってくることはないよね。
(詳しくは、「不登校のきみへ⑩どうして学校が怖いのか」を見てね。)
それとは別に、
「いじめを受けたり」
「勉強が分からなかったり」
「友だち関係が上手くいかなかったり」
「困ったときに助けてもらえなかったり」
することはとってもつらいことだよね。
それは、きみにストレス反応の「不安感」や「恐怖心」を抱かせる。
「学校」に行ったときに、その「つらいこと」や「いやなこと」がくり返されると
何でもなかった「学校」そのものが、
「不安感」や「恐怖心」の対象になってしまうんだよ。
これを、心理学では「レスポンデント条件付け(古典的条件付け)」と言うんだ。
詳しく知りたい人はここを見てね。
「学校」に行かなくても、思っただけで、
つらかった時の心の反応が起きてきて、それを避けるために「考えないようにする」という行動になるんだ。
つらかった学校を卒業して、不安感や恐怖心が起きなくなればいいんだけど、
せっかく学校を卒業しても、同じようなシチュエーションになると同じ反応が起きてきてしまうことがあるんだよ。
それを「般化(はんか)」と言うんだ。
人混みの中に入ると、学校のクラスの中にいるときと同じような不安感が襲ってきて、
人混みに行けなく…なんてことが起きてしまう。
経験あるかな?
だから、不登校の問題は、単に「学校に行く」「行かない」の問題ではなくて、
「自分のこころのコントロール感を取り戻すこと」がとっても大事なんだ。
次は、どうやってコントロール感を取り戻すかについて
実際の例を交えながら書くね。(^^)
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