今年も水族館に声をかけてもらい、夏休みにイベントのアルバイトをしています。
サメやエイのいるプールに膝まで浸かって、
実際にサメやエイに触れてもらうという企画。
もちろん、サメやエイは大人しいもので、
足を保護するためにサンダルを履いてプールに入るのですが…。
子どもたちの中には、当たり前ですが怖がる子もいます。
そんなときには、赤ちゃんザメや赤ちゃんエイのプールに誘導したり、
ヒトデやウニが触れる水槽に行くように声をかけます。
でも、子どもによっては、ヒトデやウニに触れることすら怖がる子どもがいます。
先に手を出して子どもに触ってみるように促してくれる親がいる反面、
「こいつはびびりだから」と言って我が子をバカにする親もいます。
怖がっている子どもに、ウニやヒトデを手に持って、
水面近くまで持っていってあげて、触り方を教えてあげながら、
ウニ、ヒトデ、なまこ、小さなサメやエイと徐々にハードルの高いものへと
導いていってあげると、不思議と多くの子どもたちが触れるようになっていきます。
すると子どもたちの顔がパッと輝きだし、うれしそうな得意そうな表情になります。
さっきまでバカにしていた親も、我が子が生き物に触れている姿を見て、
驚きと喜びがいっぺんにきたようなうれしそうな表情になります。
初めてのことは誰だって怖いのです。
でも、寄り添ってくれて励ましてくれる人がいれば、
それを乗り越えて次へと進んでいくことができます。
小さなイベント会場ですが、
子どもたちにとってこれからの一生を左右するような体験がそこにあるといっても
決して大げさではないと思います。
一人ひとりの子どもたちにとってかけがえのない体験になるよう
サポートしていけたらなぁと思っています。
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