柏からイタリアニュース

イタリアの今をイタリアメディアの記事からお届けします。

Bell'Italia

2016-11-13 12:04:07 | 旅行
Bell’Italia mensile numero 366 Ottobre 2016より

Per non dimenticare
今年8月24日、イタリア中部を襲った大地震で失われた美しい町を忘れない

私が愛読(もっぱら綺麗な写真を見ているだけ?)している月刊誌Bell’Italiaの10月号では12-13ページの両面見開きで、失われた町の震災前の姿を大きな写真で掲載していましたのでこちらにも載せてご紹介します。

イタリア文化相によれば、限られた被災地だけでも293の文化財が影響を受けたとのことで、ウンブリア州、アクィラ市、エミリア州など死傷者、家屋損壊、生活の破壊などのほかにこのような文化財の心配もしなければならない状況です。写真は同誌からのコピーですが、いずれも地震前のもので、大きな写真はArquata del Trontoの町全景、下の小さな写真中央はAccumorinoの町全景、そして両脇の写真はAmatriceの聖フランチェスコ教会とその正面についていた、もはや粉々になって失われる前の円花窓(Rosone)です。
イタリアの文化財の地震に対する脆さがはっきり示された災害でした。今後の早急な対策が待たれます。


ローマ北の町に竜巻が襲う

2016-11-13 09:26:07 | 社会
Corriere della sera 2016/11/7より



Maltempo, tromba d’aria a Ladispoli
E Cesano: due morti e decine di feriti
ローマの北に位置する海岸の町、ラディスポリとチェザーノの町で竜巻が発生。2人の死亡と10人がケガ

海岸の町の9階建てのアパートの最上階の2階部分が大雨で壊れ、住人の二十歳のインド人(男性)が死亡。Bracciano湖の町でも一人が木に押しつぶされて死亡した。

ローマを中心にラツィオ州で雷と突風が襲った。ローマの北の海岸沿いの町ラディスポリでは竜巻が発生、インド人の25歳の若者が死亡、チェザーノの町でも61歳の男性が木に押しつぶされて死亡。クレーン車が倒れたり、各地の道路の封鎖も行われた。
人々の中には、最近の連続する大規模な地震や大雨に不吉なものを感じ、残るは大干ばつ、ヨハネの黙示録の大破局がくるのではないかと恐れ、不安を口にする者も現れている。
ローマでは70本以上の木々が倒れ、各道路で道を塞ぐ自体となった。