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イタリアのヴィーガン事情

2022-01-17 13:49:02 | 文化
ANSA 15 gennaio 2022 19:59

Veganuary, come cominciare il cambiamento per diventare vegani - vegetariani
Doxa, 67% italiani hanno ridotto carne e pesce. Passi graduali, sostituire solo alcuni alimenti

1月はなにかを始めようとするいいタイミングだ。そんな”なにか”の筆頭はいつも、体型改善と体によい食事、そして体によい食材の見直しだ。2014年以来のもっとも大きな”ヴィーガン運動”で野菜食いに挑戦するのがまさに1月だ。実際、昨年2021年、世界中で58万人以上がこの運動に参加しており、近年で最大の伸びだ。動機はいろいろだ。46%の人が動物への思いから、22%が健康を考えて、21%が環境意識から。

挑戦と言っても、それは100%の食材を断念しろと言ってるわけではない。以前は食べることを考えてもいなかったものを新たに食べてみることだ。はじめは徐々に変化に慣れつつ、習慣を維持しながら、動物性の食材を野菜に変えていくのがおすすめ。野菜の栄養だって多様だ。健康的だし、とても食欲もそそる。エネルギーに充ち、簡単だし。果物、野菜、穀物、豆類、植物性オイル、ごま、乾燥フルーツ。乾燥フルーツだったら、いろんな料理に使えるし、滋養もあるし、彩りにもなるし、カロリーもあるし。

イタリアでも、ヴィーガン人口は増えている。と言うか、肉や魚を食べる量が減っている。Just Eatのオンライン注文の動向調査でイタリア人が動物性食物を減らしていることやその動機を調べた。その結果、イタリア人は過去に比し、健康への悪影響を考慮して動物性タンパク質を控えるよう注意する傾向がある。実際、イタリア人3人に2人が動物や魚の消費を抑えていると回答している。理由は健康(45%)、サスティナビリティ(28%)。さらに調査した20%の人はヴィーガンの食事でダイエットに取り組み、14%の人が今後1年間ヴィーガンダイエットをしようと考えていると答えている。取り組もうとする人は増えているが、実際は継続期間は3~6ヶ月ほどだ。イタリア人の半分は、ヴィーガンが環境負荷が小さく、健康的であると認識している。

家での食事も半分の人たちはヴィーガンを意識している。外食では28%の人がヴィーガン料理を食べ、19%の人はヴィーガン・レストランで食べている。39%の人はスーパーでもヴィーガン食材を購入している。一方で、まったく食べた事もその気のなかった人でも半分の人は試してみたいという気はあるらしい。その動機はやはり健康と環境だ。ヴィーガン食事の流れは宅配にも反映している。17%のイタリア人がヴィーガン食材を宅配で注文している。
ヴィーガンレストランも前年比31%の伸びだし、その前は160%の伸びだった。通常のレストランでも、ヴィーガンメニューを揃えたお店はそれぞれ17%増(2021年対前年比)、70%増(2020年対前年比)だった。注文の数でも67%増だ。

本屋でもヴィーガン花盛り。
(訳者:もういっぱいあって、書けません。コロナが終わったら是非イタリアの本屋さんでヴィーガンコーナーを覗いてください。)

原文:https://www.ansa.it/canale_lifestyle/notizie/food/2022/01/11/veganuary-come-cominciare-il-cambiamento-per-diventare-vegani-vegetariani_f72e1d53-72e3-49e9-a6d8-981231183400.html