ドイツの中華料理店でおなじみの定番メニュー、北京ズッペ(北京風スープ)です。
北京風と言ってもオリジナルには程遠く、ハンガリーをはじめ、オーストリアやドイツでも食べられる郷土スープ「グヤーシュ」の中華版といった感じで、ドイツのローカルフードだと言い切ってしまいたい代物です。
(おそらくドイツ在住の中国人が作ったローカルフードだと思います。日本でいうところの四川風坦々麺(日本で食べられている坦々麺は実は日本産)のようなものでしょうか。笑)
お店によって若干違うので、正式なレシピが存在するのか微妙なところですが、よく食べるお店のものは、グヤーシュに刻んだ竹の子やにんじん、キノコ、肉等を入れ、かき玉風にした感じです。
ドイツらしくちょっとお味の濃いスープですが、お昼のランチで無料でついてきたり(特大春巻きか北京スープを選ぶお店が多いです)、個別に注文してもお値段2ユーロ前後で野菜が沢山とれるので、ドイツの中華の中では好んで食べている1品です。
世界のあちこちの中華料理店に北京風スープというメニューがありますが、国によって全然違ったものが出てくるので、「世界各国の北京スープ食べ比べ」をしてみると面白いかもしれません。
(北京の人達から「どの辺が北京風?」と突っ込まれそうなメニューが多そうですが。笑)