タホ川対岸の高台にあるパラドール・デ・トレド(トレド駅からタクシーで10分、町中から5分程の距離)のカフェテラスからの風景です。
以前仕事で知り合ったスペイン人の知人に、スペインで最も素晴らしい町は?と聞いた際、トレドはスペインで最も美しい町だからぜひ1度行ってみては?と言われ、アンダルシアからバルセロナへの移動中、ちょっと寄り道と高台に建つ古城ホテルへお茶だけのつもりで立ち寄ったのですが、思いのほか素晴らしい風景で、2時間以上も長居してしまいました。
カスティーリャ・ラマンチャ州の州都であるトレドは、かつての西ゴート王国の首都で、1561年に首都が約70キロ離れたマドリッドに移るまで、カスティーリャ王国やスペイン王国の宮廷が置かれた古都。
16世紀後半からエル・グレコがその後半生を送り、自身の作品にも描いた彼の愛したこの町は、「16世紀で歩みを止めた町」と言われるのも頷けるほど、今もかつての佇まいを残しています。
ユネスコの世界遺産にも登録されている古都トレドは、AVEでマドリッドから約30分。
自分は今回マドリッドには宿泊せず、トレドの町中で1泊しましたが、マドリッドから一足のばして日帰りで訪れる沢山の観光客で賑わっていました。