皆さんご存知の通り、ドイツではバケーション(休暇)をしっかりとる習慣があり、クリスマスが近くなった12月などは相手先を含めて、周りのドイツ人がすっかり休暇モードで、ほとんど仕事が進まなかったりすることも珍しくありません。
そんなお国柄のドイツで、先日育児休暇制度のことが話題になっていました。
2007年から両親手当という制度が導入されたらしいのですが、片親だけであれば12ヶ月、両親でとれば2人併せて合計14ヶ月の間、法律上は希望者に有給で育児休暇をとらせなくてはいけない制度なのだとか。
申告制なので、取得しない人たちも沢山いますが、州ごとで平均取得が異なっているようで、今年上半期の取得資格のある男性の育児休暇取得率は、最高がミュンヘンの3人に1人程度、全ドイツ平均で4人に1人程度の男性が育児休暇を取得したのだとか。
(最も少ないケースでは、フランス国境近くのザールブリュッケン等のザールラント州で14%だったとか)
しかしドイツでも取得するのは、実際に出産をする女性の割合がまだまだ多いようで、同制度導入以来、多いのが女性が12ヶ月、男性が2ヶ月で計14ヶ月とるケースのようです。
(女性は最大の12ヶ月間取得し、男性もせっかく育児休暇がとれるようになったのだから、2ヶ月休んでおこうという事なんでしょうか)
日系企業で働く自分達日本人は、ドイツといえど、フツーの有給休暇も消化しきれず残ってしまうことが一般的です。
(法律上企業側は完全消化させなくてはいけませんが、人手不足の職場だと仕事に穴をあけられないと多くの日本人は考えるので。もちろん日本本国に比べるとずっと平均的な取得日数は多いと思いますが、その分祝日も少ないので、年間を通してみるとそれ程変わらないかもしれません)
そんな日本人からすると、法律は変わっても、ドイツ人ですら全員が取得していないのに、日本人男性が育児休暇なんてとんでもない!という雰囲気がまだまだあるのですが、一昨年の平均取得率が2割程だったことから比べると、ドイツ人男性の育児休暇取得率は年々増えており、そのうちドイツでは女性と同じように男性も、ほとんど全員が育児休暇をとる日がくるのかもしれませんね。