2011年秋に訪れたローマのサンタンジェロ城です。
ローマ皇帝ハドリアヌスが、自らの霊廟として西暦135~139年にかけて建設したもので、ハドリアヌス帝からカラカラ帝(在位211~217年)までの歴代ローマ皇帝が埋葬されたそうです。
14世紀頃からは要塞として利用されるようになり、ヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂とも地下通路で結ばれ、1527年に神聖ローマ皇帝カール5世がドイツ兵を引き連れて攻めた際には、時のローマ教皇クレメンス7世がこの地下通路を利用して、大聖堂からこのサンタンジェロ城まで脱出したのだとか。
サンピエトロ大聖堂の屋上からもよく見え、歩いてすぐの距離の、テヴェレ川沿いにあります。