日本対メキシコですが、完全に力負けでの完敗です。
大津選手のゴールで日本が先制し良い流れでしたが、試合を通してパスミスが目立ち、スピードも運動量もメキシコが圧倒。
前試合で怪我をした永井選手も、いつもの動きではないのにもかかわらずフル出場。
選手交代枠の使い方についても、それじゃチームは機能しないでしょうと、ずっとヤキモキさせられました。
なぜあそこで清武を下げたのか。交代は永井ではなかったのか。
杉本を投入したのなら、高さを生かすためにパスの出し手が必要だったのではないか。
ジョーカーとして杉本をよんだのなら、彼を投入した時のチームとしての共通理解はあったのか。
ホンジュラス戦で出た同じ課題を、修正する時間もあったのではないか。
そしてなぜあそこで扇原を下げたのか。交代するならサイドの選手(この時点で永井か大津)ではなかったのか。
前の選手ばかり増やしてもチームとして機能しないのは、現代サッカーでは常識なのに、まるで10年以上昔のサッカーをみているかのよう。
結果論という言葉では片付けられない、この日本サッカーの歴史に残る大一番での采配に疑問が残ります。
この試合に限って言えば、大会前までのこのチームの悪いところが出てしまった印象があります。
前評判から言えばここまでよく頑張ったのは間違いありません。
グループリーグも、準々決勝でも、本当に素晴らしい試合を見せてくれました。
でもあえてここで言うのは、まだこのチームのロンドン五輪は終っていないから。
まだあと1試合あります。まだメダルをかけて戦うことができます。
まだこのチームは、日本に勇気と元気と希望を与えることができます。
現地時間9日(日本時間10日深夜)までに、しっかりと課題を修正して欲しいと思います。
相手は韓国。激戦が予想されますが、ぜひこのチームで銅メダルをとって、有終の美を飾りましょう。
頑張れニッポン!!!