サッカー男子日本代表の対韓国の3位決定戦。
深夜から明け方まで頑張って応援しました。
しかし本当に悔しい、悔しい、2-0での屈辱的な敗戦で、メダル獲得ならず。
試合が終って布団に入って、昼過ぎに目を覚ましても悔しく、昼食をとり、掃除・洗濯をして、外出して1人で夕食を食べて家に帰ってきても、まだ悔しい。
本当に本当に、悔しい1日。
サッカーの代表チーム=W杯、五輪はオマケみたいなものと言いつつ、グループリーグから全試合、深夜に起きてテレビ観戦をし、代表チームが勝つたびに、この上無い喜びを感じる毎日。
(きっと沢山の人達が、自分と同じだったと思います)
ああ、自分にとって日本代表のサッカーは、愛国心を具現化してくれる存在として、これ程までに大きなものだったと改めて感じさせられました。
韓国戦を振り返って、スピードやテクニックは互角だったと思います。
ただ結果的に、韓国のフィジカルプレイにしてやられました。
1対1で勝てない相手に対して、組織力で対抗したいところですが、関塚JAPANには韓国のフィジカルを圧倒するほどの組織力は無く、先発メンバーを固定した11名でのサッカーは、試合を重ねることである程度成熟してきましたが、劣勢を跳ね返すだけの攻撃のバリエーションは、残念ながらこのチームは持ち合わせていませでした。
そして何より圧倒されたのは、韓国の精神力。
勝つためには何だってやるという、ある意味"戦争"をしている韓国に対して、キレイなサッカーをやろうとしている日本は、やはり"スポーツ"の域を出ていなかった気がします。
ただの1戦ではありませんでした。
前日には韓国大統領が人気とりを目的に、21世紀の今も変わらず、困ったら日本たたきをすれば良いと竹島に上陸しました。
サムソンをはじめとする、日本の技術と日本人技術者を札束で奪って作られた韓国製品が、海外で日本製品の市場をことごとく奪い続ける現在。
歴史に残る、互いの国のプライドをかけた戦いでした。
レフリングも韓国寄りだったと思います。運も無かったと思います。試合中何度も「お前らキタネエぞ!」と韓国選手に向かって叫びましたが、レフリーの笛は日本に味方してくれませんでした。
でもやはり、何が何でも勝って欲しかった。
希望を与えてくれた女子サッカーと比べて、せっかくここまで来たのに、男子サッカーには悔しさだけが残りました。
前評判と比較すれば間違いなく、ここまで来れたことはすごいと思います。
しかし日本サッカーの未来を思うと、そして選手全員が結果が全てのプロフェッショナルな選手達であることを考えると、今回の男子サッカーは、「結果として何も残らない大会」だったと言い切りたいと思います。
よかったという言葉では片付けてはいけない、この悔しさは絶対に忘れてはいけないと自分は思います。
今回は大会前から、日本サッカー協会が男子五輪にかける意気込みはそれ程高くなく、"若手に経験を積ませる大会"という位置づけであることが目に見えてわかりました。
香川選手等の欧州で活躍した選手にとっては、コンディショニングの問題や新しいチームへの適合の問題もあり、召集しなかったことには納得感があります。
事実、優勝候補のスペインがコンディション不良に悩まされ、グループリーグで敗退したことを考えると、国内組を中心に戦うことは間違っていなかったと思います。
しかしなぜオーバーエイジ召集で、国内のJリーグの選手を招集する調整さえもできなかったのか。
あと1つあった枠に、今野選手や闘莉王選手を招集していたなら、メキシコ戦、韓国戦で防げた失点もあったのではないか。
そして育成と言うのなら、勝つための監督を選ぶことはできなかったのか。
メッシやCロナウド級の世界で1、2を争うスタープレイヤーならいざしらず、メキシコや韓国に対して個でやられる組織力というのは、今の日本代表選手の実力を考えると、=監督の力量の差だと、個人的には思っています。
当時日本のA代表監督だったトルシエ氏が、U19、U23の監督を務めて好成績を収めたように、五輪代表の監督の人選は、間違いなく日本サッカー協会の責任です。
今回の方がトルシエジャパン時代より結果は上と言うかもしれませんが、現在の選手の力量は、明らかに当時と比べて、圧倒的に世界との差が縮まっています。
ザッケローニの性格を考えると、彼が五輪代表監督を兼務することは無いと思いますが、3月に本大会出場を決めてからのあったこの4ヶ月間で、短期的でも結果をだせる欧州の監督はいたと思います。
終ったことをいまさら言っても仕方がありませんが、4年後を見据える意味で、A代表の監督を任せられるだけの外国人監督に、五輪チームを任せるという英断を、日本サッカー協会にぜひ熟考して欲しいと思います。
先日偶然小学生の日本一を決める試合をTVで観戦しましたが、欧州の子供達と比較しても、日本の少年達のテクニックとスピードは決して負けていないと思います。
10代の頃から、世界でも一流の戦術、組織力を身につけることが、一瞬の判断が勝敗を左右される世界のトップレベルのプレイで生きてくると思います。
4年後に一番輝くメダルを狙えるだけの可能性が、今の日本サッカーにはあると自分は思っています。
ドイツ代表でレギュラーをとれると言われた香川選手のプレイをみていても、W杯で上位を狙えるだけの可能性が、今の日本サッカーに芽生えてきたと思います。
それらを現実にする為に、日本サッカー界は、次の新しい一手を打つべきタイミングに来たと思います。
最後に、このブログを書きながら、日本女子バレーボールが韓国を破り、28年ぶりに銅メダルを獲得したというニュースが飛び込んできました。
今朝の悔しさを少しだけ晴らしてくれた、女子バレーボール日本代表チームにありがとうと言いたいです。
やはり日本女性は素晴らしい!!!(笑)
我ら男子も負けていられません。
次の目標は、2年後のブラジルW杯。
今日の悔しさを、W杯につなげて欲しいと思います。
頑張れ、ニッポン!!!