川越芋太郎の世界(Bar”夢”)

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上野美術館巡り20121116日秋を楽しむ

2012-11-16 18:17:14 | 旅行
上野美術館巡り20121116日秋を楽しむ


先のブログでご紹介した上野美術館巡り。
上野には、他に近代美術館や東京都美術館など多数ございます。
多分、一日では見切れないでしょう。

今回は撮影禁止展でしたので、映像はありません。
替りに国立博物館の常設展の作品を少しばかりご覧下さい。

秋の芸術を楽しみましょう。
最寄りに美術館へ足を運びましょう。
お弁当持参でいかが?

撮影はiphone4です。
無料ソフトですから、あまり映像は期待できませんね。

平成24年11月16日 川越芋太郎

芸術の秋、古代と戦時中を振り返り今を感じる!芋太郎。

2012-11-16 17:38:26 | 「美」発見
久しぶりに休暇を楽しんでいます。
四連休の二日目、家人と美術館巡りを企画しました。
本日は、秋晴れ、多少寒いですが、お出かけ日よりです。



目的地は東京上野、国立博物館と東京芸術大学美術館です。
実は、家人は科学博物館のチョコレート展も見たかったようですが、時間的に無理にて、諦めました。

まず、東京博物館特別展「出雲展」へ出発。
上野公園はすでに紅葉は過ぎていましたが、秋晴れの青い空と黄色の銀杏と緑が映える日和でした。



出雲展はNHKで放映された内容を踏まえて、古代日本の源流を見ておきたいとの思いで出かけました。
三本束ねて一本の通し柱にした古代巨大建築の事物を拝見。
10分一のミニチュアが館内に建築されていました。
できれば復元して欲しいものですね。
これだけの柱になる巨大樹がいまでは存在しないのでしょうか、コンクリート柱では興ざめでしょうし。

多くの方々が金曜日の昼下がりでも訪れていました。
神殿裏の銅剣出土や約350本の銅剣の一部が展示されて、出雲の歴史を感じます。
出雲といえば、九州邪馬台国?と近畿邪馬台国の狭間に有り、鍵となる文明ですが、多くが謎に包まれています。

九州の邪馬台国衰退の原因は九州航路から出雲朝鮮・ぼっ海航路が開けたことで、貿易の流れが変わったとの指摘もあります。出雲文明は遠く秋田まで開けており、日本海側文明として栄えた可能性も指摘されます。

未だ謎が多い古代史ですが、大きなロマンを禁じえません。
また、神話の時代でもあり、神々の時代としての魅力もあります。
これからも多くの学説が出てくるでしょう。
楽しみです。
(九州邪馬台国説に基づき、記載してます。)

次に、東京芸術大学美術館を訪れました。
こちら、中島千波先生の退官記念展です。
我が家に飾られている「桜」ではなく、違う一面を感じました。「桜」がモチーフのイメージですが、どうやら本日は、古代の人々がイメージかなと。
先に見た出雲展の影響でしょうか。(笑)

さらに、併設展として、(こちらが目的ですが、)「尊厳の芸術展」に足を運びました。
NHKの放映で展覧されることを知りました。
大戦中の捕虜生活の中で、物資が欠乏する中での芸術活動を是非、現物として目に焼き付けたいと考えました。
高名な先生方の作品ではないのですが、市井捕虜が作り出した日本の心を感じたいと願い、家人と出かけた次第です。



多くの作が素敵でしたが、私家感動した俳句がありました。
こちらを紹介して末尾にします。

「血の誇りしかと抱いて待つ明日」

過酷な環境下で、
不自由な捕虜生活下で、
あすの身の上も不明な下で、
彼らが「心の内」に抱いた決意、
それが、武士道の精神と相まって、
上記の一分ができたと考えます。
「血の誇りしかと抱いて」とは、まさに日本人としての誇りを失うことなく、真っ直ぐに前を見つめて生きることを決意しているようです。
作品の中にも、彼らの誇りが見て取れます。

明日の我が身の対処も定かでな人々、
いつは樽でもない捕虜生活の中で、
かれらが、精神と調和を安定させた芸術。
芸術の素晴しさを痛感しながら帰路につきました。

日本人でよかった。
我がご同胞よ。
ご先祖様よ(どこかでつながりがあろう)。
ありがとう。
そして、私たちにもできるだろうか。
多くの鑑賞者を見ながら、
いや、まだまだ捨てたものでもない。
そう感じながら。



平成24年11月16日 川越芋太郎

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