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世界カワイイ革命  著者:櫻井 孝昌 を読んで

2010-12-25 15:04:49 | 「美」発見
世界カワイイ革命  著者:櫻井 孝昌  出版社:PHP新書


副題:なぜ彼女たちは「日本人になりたい」と叫ぶのか


本書は2009年11月に出版されたものである。
すでに1年間が流れ、さらなるカワイイ革命が進行している。
先日某テレビ局で同様の内容で番組構成されていた。
視聴された方も多いだろう。
現在進行内容はそちらの番組を観ていただきたい。
芋太郎は、本書を紹介することで、日本の文化外交(政府も民間も)
に一言申し上げたい。


では、本書より一部芋太郎ことばでご紹介することをご了解願います。


1、世界でもっとも広まった日本語は「カワイイ」である。
日本ではロリータやコスプレなどに代表されるように、
当時は知識階級に広まらなかった。
日本の知識階級はいつでも後追いである。
頭でっかちであり、保守的である。


2、アニメ・マンガに続くファッションが世界で大流行している。
それは、モードの中心がパリから原宿に移る位の力を持つ。
知らないのは日本人ばかりなり。


3、カワイイやクールを受け入れた世界の若者は、日本文化への
傾注走る。
日本語熱やら「日本ひいき」である。


4、日本(経済界も文化会)は、世界の流れを理解していない。
日本のファンを作ることがどのようなものか。
“文化は槍よりも強し。”
世界の若者が求めるものを提供していない日本の大人たち。
経済的進出とくれば、「お堅い」ものばかり。
文化輸出なと想定外とでもいいたいのだろうか。

日本の文化を受け入れたいとばかりの世界の若者。
その願いをかなえることが日本人の責務である。


5、日本は不況であるとか停滞していると言われる。
しかし、実は見えないだけかもしれない。
世界が求める「カワイイ」革命を真に理解すべし。
方法も輸出だけではない。日本に来てもらえる環境をつくり、
学習できる機会を創出することである。
国や企業ができることは多い。


6、不況脱出は日本の資源の見直しである。
資源には、水や自然も含む大きな文化という塊である。
これこそが日本の新(真)の資源である。


7、著者の末尾の言葉
「カワイイ」は日本人が失った自信を健全なかたちで取り戻す
ことに貢献する。
私はそう確信する。


さて、1年経過して実際どうなったのか。
かのテレビ番組を見て見ましょう。
見逃した方はNHKのアーカイブスから見られるかも知れない。
(実際は確認してないので悪しからず・・・笑)


世界カワイイ革命 (PHP新書)
櫻井 孝昌
PHP研究所



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