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CASSANDRA WILSON [glamoured]で今夜も横丁酒場へ(光と影の魔法)

2013-02-02 22:47:05 | 短編集バー物語
久しぶりにCDを一枚紹介したい!


CASSANDRA WILSON
[glamoured]


タイトルのglamouredはglamorousに通じる。
魔法のような魅力に満たされる状態
魅力的なという形容詞を使うこともある。

実は、私は、CASSANDRA WILSON(以下彼女と呼ぼう)の歌声を魅力という言葉ではかいせない。
むしろ、イメージとしては華麗な大都会の裏側や路地を彷彿する。
英語であるにもかかわらず、なぜか都会の横丁の飲み屋街連想した。
日米の差はあるが。
そこには表の華麗さと対比される陰や影を思わせる。

最初に可能上の歌声を聴いた時、ホテルの華麗なジャズバーで一杯を交わしながらも、一人寂しく裏通りを物静かに歩く男の後ろ姿を連想した。
なぜだろうか。
おそらく、あのディープな音質であろうか。
人生の光と影を表現している。

それだけではなさそうである。
彼女のCDに共通する何かがある。
そう、彼女自身が好きな歌。

彼女の歌声を酒と光に浴びながら、頂く。
それは、飲み手の人生の表と裏を同時に味わう瞬間でもある。
私流に言えば、「心が落ち着く時間」である。

ビートも音質も、無償に好きだ。
こころそこにあらず。
まるで、魂が抜けて、思いの時間に帰りたいという願望を叶えてくれそうだ。

物思いに浸る時間が欲しいあなた。
このCDを捧げたい。


平成25年2月2日 川越芋太郎

Glamoured
クリエーター情報なし
Blue Note Records


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