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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

ベランダの防水施工その2

2015年12月03日 00時00分01秒 | マニュアル

 ブロック塀の塗装が一応終了した。一応という意味は、1回塗りで終わっているからで、光沢のある隠蔽力の強いと膜であるが、刷毛で塗ったため、塗りむらが若干あり、もう1回塗ると持ちがよいようである。仕様書には耐久性は1年ということなので、毎年塗り替えろということであろう。水溶性にしているための懸濁剤や分散剤は、極性を持っていて、樹脂と結合する基と水と結合する基の双方をもっいる。水の蒸発によって樹脂同士が結合するが、乾燥塗膜には懸濁剤や分散剤が残るため、外気に含まれる水分や雨を吸収するからかも知れない。

 

 軒下のALC板が、ベランダからしみ出る雨水で、表面の塗装が剥離し、樋の近辺がカビで黒ずんでいたため、大工に見てもらったところ、ベランダのモルタルのクラックが原因との結論を得たので、防水工事を頼む予定でいた。しかし、今の時期、年を越すまでは業者が忙しく年明けを待っての工事となることが分かったため、出来るだけ早く工事に掛かろうと思い、自分で行うことにした。

 

 道具はだいたい揃っているので、まずはクラック面の状態を確認するため、ワイヤブラシでコンクリート表面をこすり、風化した砂を取り除いた。本業では、圧力をかけた水洗いを行うが、これだとクラックに沿ってコンクリートの内面まで水が入るため、しばらく晴天が続けばよいが、どうも下り坂であるので、水洗いは中止した。その代わり、電気掃除機で、微細な砂埃を吸い取った。クラックは5ミリ以下で、ベランダ全体に走り、若干ではあるが、不陸した場所もあった。

 

 コンクリート・モルタル面のクラックは、割れ目に沿って、コンクリートを切断するカッターでU字型に彫り削り、そこに撥水剤を塗ってコーキングを行うが、撥水剤を注文しているが届いていないため、雨水が入り込まないようにコーキング剤を金ヘラで埋め込んだ。

 不陸の箇所はエポキシ系の充填剤(2液型のボンド)を練って埋め込んだ。順序は逆になるが、乾燥後に撥水剤を塗る予定にしている。

 

 風化したコンクリート面は、へこみや砂粒が露出しているが、下塗りを予定している厚塗り用のタール系エマルション塗料でどのくらいの厚みとなり平坦化するかによってセメントフィーラー施工を考えたい。どちらにせよ、ベランダの雨水が強く当たる箇所は風化が激しいため、セメントフィーラー施工は必要であろう。問題は、二度手間になるエアコンの室外機設置場所の施工である。移動は出来るが室内とつながるパイプ類がせいぜい移動距離50cmなので、切り離すわけにはいかない。