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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

タタキの塗装その2

2015年12月20日 00時00分01秒 | マニュアル

 前回は、2階のベランダと同様に丁度2階ベランダの真下になる1階のタタキ部分の防水施工を行っている。犬小屋と空調の室外機が置かれている。半分の部分の中塗り2回塗りが終わり、自家製パテの状況を見て、今回は割れ目の充填補強に焼石膏を使ってみた。

  コーキング材の乾きが悪いためと、自家製で作った砥の粉と水を練って、結合材(展色材)を酢酸ビニルエマルション塗料を混合した物の乾燥状態は、厚塗りには向かないことが分かったため、その理由は、薄く何度も塗り重ねれば問題ないが、厚塗りすると細かい割れが生じるためである。

 

 焼き石膏は、乾漆用に買ってある物で、一般的には骨折した場合にギブスとして使われている。水を加えて、攪拌するだけで、液状となり、型どりに使うが、扱いは時間との勝負である。石膏の量と加える水の量によって、固まる時間は若干異なる。だいたい今の気温は15℃以下であるので、気温が上がれば固化する時間は短くなり、気温が低下すれば長くなる。30分ぐらいで固化するので、その時間内に石膏を使い切らなければならない。

 

 手加減で、緩めにした石膏を金ヘラを使って割れた部分に飼い込む。余分な石膏はヘラでしごき取る。1時間もすれば、水分は抜け、固着する。時間が経てば結構堅くなり、割れ目部分のやせも少ない。強度な密着性があるわけではなく、割れ目の充填が目的であれば使用できる。本来ならばコーキング材が良いのであるが、高価であるため、他の材料を考えて行き着いた材料である。

 

 石膏が乾燥すると研磨紙で簡単に削り取ることが出来る。その意味では利用価値があるかも知れない。シーラー下塗り塗料や中塗り塗料との相溶性は同じ水性でなので可能であろう。石膏の上にはシーラーが塗られる。その状況での吸い込み具合を調べることにしたい。

 

 タタキは、地面の上に鉄筋をくみ、コンクリートを流して固まった後、モルタルで仕上げてある。側面は高さ15~20cm位で、5cmは土に埋もれている。土を取り除く作業が必要となる。施工時に埋められた砕石や、砂利が多く、掘り下げるのには体力を要する。TV番組で、何事もやってみなければ分からないという科学番組がある。おもしろくてよく見るが、やってみることによって様々な工夫が考えられ、失敗も多いが、理にかなえば活用できる場合もある。