鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

日常の変化

2016年01月09日 00時00分01秒 | 緑陰随想

 年が明けてすでに年始回りも終わり、年末年始休暇で休んだ間の仕事の処理に取り組む時期であろう。地域の古くなった水道管の取り換え工事が再開した。本管の取り換え後、いったん埋めていた道路が掘り返され、各家庭へ分岐する管の工事である。時々水道局の職員が立ち会い、工事の進捗を見守っている。各家庭の出入りは一時的に困難となるが、各家庭の了解を取ることも重要な仕事の一部である。普段、目にしない光景を見ることは工事ばかりでなく、ポストに入っている広告の配布や宅配に多くの方が従事していることがわかる。

 

 出前の仕事や、各家庭の御用聞きが姿を消し、一時盛んになったピザの宅配も以前より見かけなくなっている。近くにはコンビニストアが多くなった感じを持っているが、利用頻度が少ないせいか、実感として便利さを経験していなかった。商店街だったところは歯が抜けたようになっていて、シャッターが閉まっていたり、閉店になった店も多い。

 

 世代の交代がうまくいっていないのか、近くに大型スーパーマーケットができたことも衰退している原因かもしれない。コンビニがその代役を引き受けている面も多分にあるのであろう。消費者にすれば、近くにコンビニがあるおかげで、軽食が購入でき、大方のものが揃えば、大いに役に立つ。大型も品物や制圧に必要な消耗品等もインターネットで申し込めば、翌日には届く場合も多い。

 

 便利さとは反対に、システムを知らなかったり、システム通りの工程が継続しない場合には、かえって面倒なことになる。途中で不可抗力な理由によって、流れが停止するとその復旧に時間を要し、便利さは途端に不便になることである。交通渋滞で荷が届かないケース、各種事件の発生、混雑時の対応等、人は思わぬ事態に対し、予測できないことが発生すると対応できない。このことは平常心を失い、パニックとなってしまうからである。

 

 システムがうまく回っていればよいが、何かの理由で動かなくなると業務が停止してしまう。そのことを予測したバイパスを用意しておくことが大切となる。宅配においては遅配することが最大の課題となるであろう。職務の性質によってその課題は違うが、何事も普段と異なる事態となってもその対応を考えて置く余裕が大切に思われた。生活は昨日と同じではない、若干であるが変化している。

 

 変化することを当然とする考え方は、遅いか早いかの差はあっても誰しも経験することで、小さな変化を見過ごさない努力も必要であろう。