顔の隈取はまるで歌舞伎役者そのものです。
マイクロソフトのOSが新しくなっている。無料でバージョンをアップできるので、以前の8.1から切り替えた。さほど構成は今までと変わらないが、ファイルをダウンロードし、インストールする時間は相当かかる。暇な時でないとすぐには使えない。大幅に異なるのは、マウス操作による画面の機能が異なり、シャットダウンするやり方が異なったことである。使用にあたってのマニュアルを熟読すればよいのであるが、最初は手間取った。
使い慣れてくるとさほど不自由さは感じられない。メーカー側も使用者が快適に使えるように努力していることがわかる。シンプルにかつ、反応が早く、ウイルスにも強くと利用者側の要求は止まることはないが、使いこなすのに時間がかかるようであれば、バージョンアップも意味がない。使用者からのクレームが多くなれば、メーカー側も考慮せざるを得ず、その結果が品質の向上につながる。
パソコンで一番困ることは、突然のシャットダウンで、データが飛んでしまうことである。その原因はOSの不備ばかりではない。データのバックアップは欠かせないが、バックアップをしない時に限ってバグが発生しやすいようである。パソコンのソフトの問題だけでなく、不用意にコードを抜いてしまったり、定格電流値がオーバーして停電になることも考えられる。夏場では近くの落雷による過電流によるショートやリークでも不調になるので、不可抗力な面はあるが、利用者側にそのことが十分わかっているかというとそうでもなく、改めてそのことに注意を喚起したい。
実際に、バージョンアップするかどうかの判断も難しい点がある。パソコンに習熟していても、不安になる。なぜならば、ソフト使用にあたっての同意はよいにしても、前もって新しいバージョンがどのようなものかわからないからである。自分の周りに、新しいバージョンに変えた者に聞くのが理想であるが、いない場合も多くあり、躊躇するのが一般的である。古いアプリケーションソフトが使えるかどうかも不安材料となる。
このような不安の中で切り替える決断は、住所録等のデータが飛んでしまうと困るものは外付けのHDにデータを保存し、OSとは分断しておくと心配が軽減する。定期的なメンテナンスを行い、最新のアプリケーションソフトも併せてインストールするとよい。あまり心配しすぎもよくないが、何事にも選択や決断がついて回ると思えば、いつの時点がよいかは個人差があるのかも知れない。