ホオジロはつがいで行動することが多いこの時期です。今回は近くにいたようでしたが撮れませんでした。
平成28年1月11日
新年の祝辞を述べに昨年の末に計画後持ち上がった。中学時代の恩師宅への訪問である。中学卒業後何度かお伺いしたご自宅である。総勢5名であった。ご自宅は戸越銀座という場所で、仲間とは途中ピックアップしながら、午後2時の訪問時間に間に合った。戸越銀座は池上線の駅で、今まで、ほとんど利用していなかったが、自宅からは30~40分の乗車であった。今回のメンバーの中に逗子に自宅がある者もいて、久しぶりに合う仲間で、何かの折りには顔を合わす仲間であり、気心は良く知っている。ご自宅で83才となる恩師が出迎えてくれた。
先生の奥様はここ数年ご両親の介護で体調を崩されていたようであるが、今回はお元気な様子で安心した。応接間に通され、新年の挨拶を行い、それぞれの息災をお祝いした。ほとんどが年金暮らしであるが、未だ現職で教師を続けている者が1名いた。やはり仕事を続けていることは端から見て若さを保っているように見えた。先生のご趣味は野鳥撮影で、最近近くの公園で撮ったカワセミの写真をご披露してくれた。
参加者の近況が述べられ、中学時代のエピソードや先生の転勤時のご苦労話に話が盛り上がり、予定していた時間を大幅に過ぎてしまい、再会の約束をしてお宅を離れ、訪問した仲間と自由が丘で会食をすることとなった。成人の日でもあり、和服姿の新成人に出会ったが、にぎやかな場所である。同級生の近況が話されたが、他界した者、大病をし、療養中の者、成功して活躍している者の話は、日頃耳にしない話で、新鮮な情報であった。
同級生は直ぐに昔に戻ることが出来る。しかし、それぞれの身に降りかかった経験は、決して同じではなく、考え方の違いもあからさまになり、男女の考え方の違いもよく分かるものであった。女性の参加者と別れ、二次会は溝ノ口の居酒屋となり、全く気の置けない話となる。特に今回キャンセルのあった仲間の消息が話題となり、仲間の連帯心を深めるものであったが、人生の生き方を酒の力を借りてのはなしである。生き方の選択は中学時代と変わらないし、人間歳を重ねても本質は変わらないことも確認できた。
置かれた立場は違うのは当然で、異なることがお互いの尊重に繋がり、放談はストレスの発散かも知れない。それを受け入れる心の深さに感謝するとともに、近くにいることだけで幸せに感じたひとときであった。歳月の流れは止めようもないが、いつまでも良い関係を続けたい思いである。