ガトゥ・ハロゥ

八犬伝と特撮と山田風太郎をこよなく愛する花夜のブログ。

ライダーマンに萌える<2>

2005年04月18日 02時44分19秒 | 特撮


この爽やかそうな好青年がTV版とは似ても似つかぬ結城丈二。
頭のハネが気になってもう。
(パーマンのミツオ君をどことなく彷彿するというか)

で、髪の毛ハネハネまくりのGジャン少年(笑)が風見士郎。


TV版では歩み寄っていた(?)のは風見士郎でしたが、
この本では結城さんの方が歩み寄ってます。
大人っぽくない熱血漢の風見士郎と、ちょっとキザ入った結城さん。
TV版の二人の性格を逆にして詰め替えたみたいです。
好みとしては、こっちの設定の方が好きかも。
もちろん、TV版の結城さんも好きですが。

友人曰く、TV版の結城さんは
「ナイフを持っていきなりキレる中学生」のようなタイプだとか。
・・・・うー。

「V3 勘違いするな。おれはおれの為にこうしているだけだ」

 V3助けて共同戦線張ったり、見ず知らずの子供を助けて、
立花レーシングに預かってくれとやってきたり。
・・・いつの間にそんなに仲良くなったんですか。

「いつの間にやら当たり前のように立花レーシングにいる」
TV版では、あのヨロイ元帥からの年賀状の時期くらいでしょうか。
・・・「トリビア」になってましたがこんなのでトリビアになるとは。
「X」の「香典を届けにくるアポロガイスト」とかは駄目かな、アレも結構笑えるけど。

また反れた。ごめん。閑話休題終わり。




 ラスト付近。TV版でいうなら51話あたり。
TV版にはこーゆーシーンは無いのでとても嬉しい変身シーン。
変身前姿の時に、好意的に名前を呼び合ってくれるのはとても嬉しい。

 今更ですが、結城さんという人は、ヨロイ元帥への復讐と、
デストロン首領への忠誠心だけで動いているので、TV版では
別にV3が居ても居なくてもいいんですけどね。タイトルが「V3」だから
そんなワケにもいかないけど。

 でも、こっちのバージョンは、【V3打倒】の為の研究員なので

「お前をほんとうに殺すのはおれだからさ!!」

なんてこと言ってたりする。
(いやそれは絶対に無理だろうと、TV版と同じようにツッコミいれてみる)

善か悪かは別として、結城さんが自分自身の目的として決めていること。
ヨロイ元帥(ザリガーナ)の罠を知らせるのに、「個人的な話だ」
なんてわざわざ断ってることから、善悪の区別は一応ついているらしいけど。

「丈二! お前は敵か味方なのか?」
「オレはオレ! ただそれだけだ」


そしてラスト。
Dロケット(TV版ではプルトンミサイル)に乗り込み爆発させるライダーマン。

「このロケットを破壊できるのは、もと科学者だったオレだけだ!!」

この時の結城さんの心情ってどうなんだろ。
知らずにデストロンに加担していたことの対する贖い?
「正義」という名の自己犠牲に対する自己満足感?

科学者だったらしい父親と、実はデストロンに殺された母親。
学校にも行ってなさそうだった幼少の結城さんに目をつけていたデストロン。
デストロンが【正義】ではないことに気づいたあたりから、自分の両親の
死について気づいたのかも。もしかしたらもうずっと前から気づいていて
気がつかないフリをしていたのかも。

イカン。私が書くと思い入ればっかり入ってしまって駄目。
詳しい内容を知りたい方は「まんが秘宝」の「ライダーマン」
を参照のこと。一読の価値あり。

ライダーマンに萌える<1>

2005年04月18日 02時38分25秒 | 特撮


今回も「八犬伝」に関係ないです。
テレビランド版「仮面ライダー」③の紹介というか、ライダーマン萌えの話。

サブタイトルは「復讐の戦士・ライダーマン」
丸々1冊ライダーマンの物語。というか、結城丈二の物語。

 ストロンガーまでの7人中、過去に遡ってまで生い立ちを描かれて
いるのは彼だけ?もしかして。孤児になってデストロンのスカウトマン(?)に
連れられてデストロン養成所で成長して優秀な科学者になるまでのお話が前半。

 デストロンに優秀な人材を増やす為の純粋培養なワケだから仕方ないかもだけど。
「世界統一をめざす正義の組織ですよ」と素直に信じこんでいるのがオソロシイ。
絶対服従ってやつですね。

 でも、孤児になったばかりの結城さんは、スカウトマンからデストロンの話
を聞いたとき、少しはうさんくさい話だと思ってるっぽい。でもそれ以上に

「母親と苦労しているときには誰も助けてくれなかった」

な過去があるせいか(うわ、暗!)

(もうどこでどうなったっていいから手を差し伸べてくれる方に行こう)

とどうも流され人生演歌な方向って感じで諦めている感じがあるというか。
 もー、駄目よ、結城さんってば! まだ若いのに!!

 石ノ森先生の他作品であるけど「サイボーグ009」のジェロニモもこんな
感じの「諦め」でサイボーグになってたんですよな。

誇り高きインディアンである自分のいる居場所はもうない。だからどこへでも行く。

 インディアンってだけで差別される自分の人生に悲観・・・したってわけじゃない
だろうけど。諦めの極致で自分からBG(ブラックゴースト)に入って改造された
のは彼だけで。他のメンバーはさらわれたり、だまされたり、おどされたりして、
気がついたら改造人間。

閑話休題。話戻して結城さん。

 優秀な科学者になり、部下達からは尊敬されて慕われる存在として成長。
幹部候補にまでなってしまって、そのせいでヨロイ元帥から逆恨み。
ヨロイ元帥あまりにも勝手すぎ。養成所に入りたての結城さんに

「わしを父のように思いなんでも相談しろ」

なんつって、特待生にしたくせによー。しかも

父親

だと?


 ライダーマンというお話でのキーパーソンである右腕切断はビミョーに違います。

こっちのお話では、硫酸プールのちゅうぶらりんでは無く。
代わりにヨロイ元帥のチェーンソー(?)で腕ちょん切られ瀕死状態。(痛そう)
仲間のデストロン科学者達が右腕の改造手術を行い、自分達の命と引き換えに脱出
させてくれ、ようやく結城さんはデストロンの真実に気づき始め・・・。