ガトゥ・ハロゥ

八犬伝と特撮と山田風太郎をこよなく愛する花夜のブログ。

オペラで「八犬伝」②

2006年11月06日 03時32分40秒 | 八犬伝いろいろ


ついついUPし損ねていた感想文。オペラで「八犬伝」の続き。
半年以上前の話題だけど、勘弁してくださいな。

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正月早々に新聞で記事見て、いてもたってもいられずに申し込み。
大学生が中心となって脚本書いたらしい。「オペラ」+「八犬伝」。
「歌舞伎」「宝塚」ときたら「オペラ」もやらないとね。「ミュージカル」
は少々変則的だけど、劇中劇のようなスタイルで「サクラ大戦」の声優さん達
が演じるミュージカル舞台「新編・八犬伝」として上演済み。
こっちはまだDVD見てないけど。

古典モノとはいえ、宝塚要素も、SF要素も、冒険活劇な要素も含まれてる
「八犬伝」ならオペラでもそんなに心配はなかろうと。少なくとも「八犬伝」
を研究している人達の手による「八犬伝オペラ」なら大丈夫ではないか、と。
ただ、時間的に八犬士全員が登場の箇所までは無理だろうな、とも思ってたけど。

公演場所は初めて行く土地なので早めに会場へ。15;30。何故か東京消防庁の
車が止まってて、出入口のところで鑑識官らしき人がピンセットで何か拾ってるし。
警察官が人員整理してるし、いったい何があったのか。

で、開場。

1部:
構成のバランスはまあまあだったけど、信乃の役者さんがカッコよかった。
同じような場面が続いて、台詞と歌の区切れがあまりなくちょっと眠い。

2部:
善側ではなく悪側の視点から。左母二郎と亀崎のラブシーン主体のアダルト
コメディ。短いけど、左母役の役者さんが上手に朗々と歌うので、存在感が
強すぎて犬士達の影が超薄い。荘助出てこないし。

3部:
場面の区切れがイマイチハッキリしなくて、ダラダラとした感じ。見ている
こっちは、薄暗い会場で歌を聞いているわけなので眠い眠い。

途中、八犬士をイメージしたらしい8人の女の子はレオタードで踊る場面あり。
すごく上手いってワケじゃないけど、だるだるしてきた舞台の引き締め効果
としては良かった。

伏姫=白=清廉潔白。玉梓=紅=妖麗紅女。
毒々しい赤色=芥子の花のイメージで場面作ってあったりもしたけれど、
赤いライトばかりの舞台は見ていてくたびれてしまう。


お土産で絵葉書買ってみた。イラストがキレイ。
お饅頭も買いたかったけど売り切れ。
終演後にはロビーに玉梓様がいて愛想振りまき状態。
伏姫様はいなかった。いたかもしれないけど私は見てなかった・・・。


続編が観てみたいな。
やっぱり八人揃って歌うたってるとこ見てみたい。