ガトゥ・ハロゥ

八犬伝と特撮と山田風太郎をこよなく愛する花夜のブログ。

僕の記憶が全て消えても生まれ変わったらまた君を探す

2010年11月05日 23時24分19秒 | 八犬伝いろいろ
二次同人ジャンルで「転生モノ」が必ず出てくるのは
この【100万回生きたねこ】を幼児期から今までのどこかで読んでいる
人の多さの証明なんじゃないか、と。

今現在、自分がハマッている【戦国BASARA】も【忍たま】も
「現代モノ」アンノットイコール「転生モノ」でジャンルの中での
要素系くくりがある。


【八犬伝】の二次転生モノの場合。
根拠のある「転生モノ」と、意味なく「転生して集まる」
2種類あるような気がする。
いや、【八犬伝】の場合、「転生して集まる」のが物語の
基本設定だから、理由はあっても無くてもどっちでもよくて。
「いかに理由をつけて8人集めるか」に二次的【八犬伝】の
面白さはかかってきているのだと思う。

ちょっと外れればもろに「厨二病」願望も入る設定ですから。

【選ばれた人間を集める】方法や手段は、戦隊シリーズの
第一話を見れば大抵のパターンは見ることが出来ますが。

・異星人が異星人のDNAを受け継ぐ人間を集める。
・別次元の生命体が自分と共鳴するDNAを持つ人間をさらう。
・いきなり巨大ロボットがさらいに来る。
・変身能力を持つ光を浴びてしまった人間を探す。
・優秀な軍人を集めて特別部隊を作る。
・地球が選んだ人間を軍が指揮する。
・元々優秀で特殊なパワーを持つ人間を別目的で集める。

などなど。
しかし意外に「転生」した人物を集めて…はまだ無いっぽい。

【デンジマン】【バイオマン】は祖先のDNAパワーで変身、
【ギンガマン】【カクレンジャー】【マジレンジャー】も一族のDNAパワーとか。

今放映している【ゴセイジャー】はDNA以前に人間でも地球人でもなく
「見習い天使」なのでどこからツッコミかければいいのか判らない。




100万回生きたねこ

2010年11月05日 22時49分47秒 | 自己カルト的
物心ついて初めて読んだ5冊の絵本のうちの一冊。
幼稚園入園祝いに買ってもらったような気がする。

「読んでもらう」んじゃなくて、あくまでも「自分で読むため」の本。
幼稚園や保育園の図書コーナーの本をとにかく読みまくる子供
というのが、クラスにひとりはいたと思うけど自分もそのひとり。

【100万回生きたねこ】の他には、
【天動説の絵本】【わたしのおふねマギービー】【谷川俊太郎詩集】
【からすのぱんやさん】。

【からすのぱんやさん】はいいとして。なんといっても
かこさとし絵本シリーズの人気TOP。【かこさとしの12ヶ月の絵本】
とか、【だるまちゃん】シリーズとか、持ってはいなかったけど
読んだ読んだ。【12ヶ月の絵本】は大人が見ても楽しめると思うし。
(実際、中学校の図書室に置いてあった)

実は今でもかこさとし絵本シリーズは欲しい。
この方の絵の描き込み方は判りやすくて且つ食べ物が美味しそう。
【からすのぱんやさん】のいろいろなパンが描きこまれている頁は
幼児時代に読んだ人は皆覚えていると思う。
【だるまちゃん】シリーズもなにげに食べ物のうんちくが盛り込まれて
いたりして楽しい。(だるまりんごとかうさぎりんごの切りかたとか。)

【にんじん畑のぱぴぷぺぽ】とか【おたまじゃくしの101ちゃん】とか
【どろぼうがっこう】とか【あおいめくろいめちゃいろのめ】。
あとタイトル忘れたけど赤とんぼがうじゃうじゃ出てくる話とか。

さて。
まだ人生5年もいってない幼児に【100万回生きたねこ】や
【天動説の絵本】【谷川俊太郎詩集】はちょっと過酷なんでは
ないかと今でも思ってる。この3冊は死生観ばりばりでしたから。
【天動説の絵本】には漢字にわざわざルビをふってくれてまで。

【谷川俊太郎詩集】は詩集というより遊び歌。
全部は覚えていなくても、一文とかは覚えてたりして。

なずななのはななもないのばな

いるかいるかいるかいないかいないかいるか
よるならいるかねているいるかまたきてみるかゆめみているか

はかなんでばかはかなくなったなんまいだ

…この詩集のラストの詩のラストがこの「なんまいだ」。
幼心に恐怖を植えつけられたというかトラウマ。



【100万回生きたねこ】の作者である佐野洋子氏の訃報を知ったのが今さっき。
そして、谷川俊太郎氏と元夫婦だったことも今知った。

ご冥福をお祈り致します。