ガトゥ・ハロゥ

八犬伝と特撮と山田風太郎をこよなく愛する花夜のブログ。

フィギュア漫画といえば【銀のロマンティック…わはは】

2014年02月15日 01時00分47秒 | 自己カルト的
フィギュア漫画といえば、【銀のロマンティック…わはは】(川原泉)
スキージャンプ漫画といえば、【100M(メートル)ジャンパー】(高橋陽一)

なのですね。自分的には。

読んでいた時期がちょうど花とゆめ黄金期の少し前で、川原泉さんが短期連載を始める頃です。

有名なバレエダンサーの一人娘だけどバレエの才能はあまりなく、その代わりスケートは
アマチュアレベルをかっとばす才能の持ち主のお嬢様と、実力のあるスピードスケーター
だったけど試合中の事故で選手生命を失って、それでもスケートは捨てられなかった青年。
ふとしたことで出会い、それぞれ三回転半を飛んで勝負していたところをふたりそろって
フィギュアスケートにスカウトされて、世界を目指す…というお話しなのだけど。

そこはそれ、川原泉さんです。
シリアスだけど、笑いもあって、当時の世界のフィギュア状況や基本知識なども
当時の読者はこの漫画で知ったんじゃなかろうかと。
どんなに一生懸命凄いジャンプ飛んでも、顔が笑ってなかったら駄目だよ、とか。
でも、ジャンプは全員が全員飛べるわけじゃないから最強の武器になるから
あきらめないで四回転(クワドラプル)を飛んで見せよう! とか。

自分、トリプルアクセルとか、芸術点とかこの漫画で知りましたもん。

この漫画を読むと、フィギュアの選手が当時いかにジャンプの回転の頂点を目指して
飛んでいたのか、そこまで飛ぶのにはどんだけ努力しなきゃいけないのか、とか
いろいろ考えさせられることがあったので、前回の冬季オリンピックとか、現在の
フィギュア競技を見ていると、ジャンプが軽んじられているのがとても悔しいというか。

ソチ五輪に合わせて、競技種目の漫画としてどっかで特集があったけど、どちらも
入ってなくて、「え?」だったので。

同様に高橋陽一さんといえば、もう【キャプテン翼】が世界的にも有名だけど
初期短編集1の【100Mジャンパー】もなかなか面白かったと思うのですけど
あんまりこちらも話題に上らない…。
スキージャンプ種目を知ったのもこの漫画から。

それも、漫画の【キャプテン翼】が中学生篇に入ったあたりで、アニメも人気で
小学生中学生の女子が見ていてるのも普通なC翼ブームな真っ只中で、
目的の単行本が売り切れで買えなくて仕方なく、同じ作者だったからという理由で
買ってもらって読んだというか。

当時は、「やっぱりC翼のほうが面白い」とあまり読まなかったけど、今なら
復刻版か、集英社文庫で書店に並べて欲しいと思うのです。


男子フィギュアのフリー演技が始まってて、今日は眠れそうにないかも。
明日は「トッキュージャー」が放映開始なのでやっぱり眠れないかも。
第一話だけは意地でも見ます。

(ちなみに当時はジャンプもアニメ化がばんばんされてた頃の黄金期。
掲載雑誌は忘れたけど、週刊漫画雑誌の1位:ジャンプ、2位:サンデー、3位:花とゆめ
という結果がアンケート+書店売り上げランキングからはじき出されてた時代です。)