ガトゥ・ハロゥ

八犬伝と特撮と山田風太郎をこよなく愛する花夜のブログ。

「八犬士」でJUNE ~【耽美・八犬伝・痴夢】~

2010年02月04日 00時26分57秒 | 八犬伝いろいろ
本家の八犬士でJUNEです ~【耽美・八犬伝・痴夢】~

でプレミアついてるしさすがにもう買えない…と嘆いていたら
たまたま購入していた友人がくれました。

ありがとう、有難う!!



「耽美・八犬伝・痴夢」(恋JUNE創刊号掲載 時逆拾一 作)

で、肝心の【八犬伝】の内容ですが。
角川ノベルズ版+角川劇場版を足して、主要人物皆男に変換したような感じ。


「玉梓」ではなく「玉砂」。蟇田定包の”情婦”ではなくて”情夫”。絶世の麗人。

伏姫はさすがに女性で「姫」だけれど、「実は男でした」でも良さげな外見。
八房は獣人。もちろん雄。玉砂の呪いで二人共に死亡。

で、静姫に該当する人物が里見鈴丸。


「稚児装束で逃亡中の女みたいな男」。特徴ありすぎです。

蟇田一族に一族全てを殺されて蟇田に追われる里見の遺児。
角川版と同じく犬士の一人の親兵衛とイイ仲になるも、
鈴丸は大蛇に浚われ、玉砂に辱められ散々な目に。
親兵衛に助けられていちゃくらしている間に八犬士は揃い、玉砂と
蟇田の城を打ち破りめでたしめでたし。

八犬士の中で、何故か現八だけ「犬飼唐八」になっていたので、
「なにか重要な複線人物!?」 と思ったのですが普通でした。但し出番は多し。


その他には。
これのモデルはどうみてもオリラジの二人だな、と思ったリーマンモノが気になり。


「けっこう仮面’98 美しき勇者」
(原作:永井豪@ダイナミックプロ 画:西炯子)

昔、永井豪の特別号か何かで掲載された「けっこう仮面’98」
が再録されていて、この本の中では一番面白かったり。

BLでもJUNEでもないのに、女の子の裸率高しの漫画なのに、
なぜ、こんなに永井豪の王道路線で面白くて笑えるのか。

いや、それよりも
「天使にならなきゃ」「僕は鳥になりたい」「水が氷になるとき」
での西炯子の初期の名作三部作で泣いてからもう20年近く経つのか…。


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