本日10月12日、デフサッカー男子日本代表 VS 品川CCのエキシビジョンマッチ生観戦へと行って来た。
試合の模様をざっと備忘録として書き記しておきます。
(時間等はアバウトです)
デフサッカー男子日本代表のスタメンは、GK則末遼斗、DFは右から奥元伶哉、中尾悠人、仲井健人、名村昌矩。ボランチに堀井聡太、星河真一郎。2列目右に林滉大、中央に古島啓太、左に西大輔、1トップに岡田拓也の、4・2・3・1(だと思う)。
植松監督の元で戦った昨年のW杯も4・2・3・1だったし、今年5月に就任した元Jリーガー吉田匡良監督に代わっても踏襲し、新たな選手を試しているという感じだろうか。
一方、元サッカー日本代表槙野智章さんが監督を務める品川CCは、4・3・3(だと思う)。
デフ日本代表はラインを高く保ちコンパクトに戦うことを意識しているようで ラインコントロールはCBの仲井。
品川CCは、GKがビルドアップに加わり、かなり上がり目にポジションをとる。
そこを意識したのか、11分(くらい)名村が左サイドからロングシュートを放つと、GKの頭上を越え、デフ日本代表が先制点をあげた。
その後は林が起点となり、デフ日本代表はチャンスを作り出す。
右サイドからの林の左足でのミドルシュートはゴール左に外れる。
31分にはその林が右サイドからペナルティエリアにドリブルで侵入すると、倒されて、PKのチャンスを得る。
しかし岡田拓也のシュートは品川のGKの好守に阻まれ、追加点はならず。
2分後、右サイド林から左サイド西へパスが渡ると、西がカットインして右足シュート。惜しくもゴール左に外れるが、いい形を作り出す。
前半終了間際には危ない局面もあったがGK則末の好守で、1点リードのまま前半を終えた。
デフ日本代表のDFラインの裏には広大なスペースがあったが、品川CCがつなぎを意識したチームなのか、ロングボールを使う局面はあまり見られなかった。
デフリンピック本番では、そこをついてくるチームも多いと思うし、そのあたりの対応は今後の課題になってくるのかもしれない。
後半6分、品川CCは右からのクロスを坂東篤が蹴り込み、デフ日本代表は同点に追いつかれる。
しかし16分、デフ日本代表はCKからのカウンターでチャンスを作り出す。
右サイド、林がドリブルで持ち上がり星河へ。
星河はアーリークロスをゴール前へ、相手GKが飛び出せないスペースへの絶妙なクロス。
抜け出た西大輔が押しこんでゴールネットを揺らし、勝ち越し点かと思われたがオフサイドの判定。
わずかに出ていたか?
とても切れ味の鋭いカウンター、いいクロスだった。
その後は疲れも出てきたか、ややオープンな展開にもなった。
品川はサイドチェンジやロングボールも使ってゆさぶり、デフ日本代表はシュートを打たれる場面も増えてくるが、
GK則末の好守などもあって追加点は許さない。
試合はそのまま1-1で終了、引き分けた。
後半、以下の交代があった。
後半21分 星河→瀧澤諒斗 ボランチの交代
25分 中尾→杉本大地 CBの交代
34分 西→原田優哉 2列目左の交代
42分 古島→渡辺亮平 (渡辺がCBに入り、杉本はボランチに、瀧澤がトップ下に上がる)
尚、試合前には森澤恭子品川区長などの挨拶もあり、品川区は「デフリンピック認知度120%を目指す」そうです。
思えば、私が最初にデフリンピックを知った18年前は認知度3%にも満たないと言われていた。
どんどん認知度も上がっていってほしいものです。
試合終了後はデフサッカー日本代表選手と地元サッカー少年たちとの交流会が開かれた。
子どもたちが質問、選手たちが手話や口話で答えていた。
チームの目標は、「来年のデフリンピックで世界一を取ること」と松元卓巳キャプテン。
「サッカーで一番大切なことは?」の問いには、岡田拓也が「気持ちです」と熱い返答。
子どもたちもいろんな質問をしていたが、聞こえに関する質問はなかった。
サッカー日本代表そっくりさんの「ものまねジャパン」もデフサッカー日本代表の応援に駆け付けていた。
*GK則末遼斗選手の名前と、オフサイドにはなったもののゴールネットを揺らした選手名を間違えていました。
ご指摘があり訂正しました。
大変失礼しました。