サッカー狂映画監督 中村和彦のブログ

電動車椅子サッカーのドキュメンタリー映画「蹴る」が6年半の撮影期間を経て完成。現在、全国で公開中。

障害者サッカー映画3作品 Jスポーツで放映 日本語字幕の有無にご注意

2020年07月08日 | 障害者サッカー全般

障害者サッカードキュメンタリー映画の作品3本がJスポーツ-2で放送されることになりました。有料チャンネルですが、ご覧になれるかたは是非どうぞ。
あるいは加入して是非どうぞ。
https://www.jsports.co.jp/

映画の前後に出演し、解説もします。
初回は7月に放送、8月以降再放送が何度かあります。

●印のついている回は、聞こえない、聞こえにくい方でもご覧いただけます。
但し、視聴方法によって字幕が出ない場合もあります。
詳しくは以下を読んでください。

初回放送
「プライドinブルー」(知的障がい者サッカー)
7月4日(土)深夜25時30分~
放送終了

●「アイ・コンタクト」(デフサッカー)
7月11日(土) 深夜1:00 - 
 映画本編は、口話、手話に対する日本語字幕がついたものが放送されます。字幕を選ぶ必要はありません。最初から映画に組み込まれています。
スカパー経由で視聴の場合のみ、映画前後のスタジオトーク部分に字幕放送。こちらは字幕を選ぶ必要があります。ケーブルTV経由で視聴の場合は字幕は付きません。

「蹴る」(電動車椅子サッカー) 
7月18日(土) 深夜1:30 - 
 初回放送は通常版での放映。
 映画前後のスタジオトーク部分も字幕はありません。

8月の再放送
●8月24日(月)14時~「プライドinブルー」(知的障がい者サッカー)
 スカパー経由でご覧の方は、本編、映画前後のスタジオトークに字幕放送有り。字幕を選ぶ必要があります。但しケーブルTV経由で視聴の場合は字幕は付きません。

●8月25日(火) 14時~「アイ・コンタクト」(デフサッカー)
初回放送と同じです。

●8月31日(月)13時~ 
「蹴る」(電動車椅子サッカー) 
映画本編に日本語字幕付き。字幕を選ぶ必要はありません。最初から映画に組み込まれています。
映画前後のスタジオトークに字幕放送有り。字幕を選ぶ必要があります。但しケーブルTV経由で視聴の場合は字幕は付きません。

9月以降の再放送
「プライドinブルー」「アイ・コンタクト」は、同じ方式で再放送されます。「蹴る」は日本語字幕版で放送、通常版での放送、の2パターンがあります。
通常版での放送の場合は、字幕はありません。

オンデマンドによる配信。
「プライドinブルー」「アイ・コンタクト」は配信されます。
「アイ・コンタクト」映画本編には日本語字幕が付いていますが、「プライドinブルー」本編、「プライドinブルー」「アイ・コンタクト」スタジオトーク分には字幕が付きません。


字幕が必要な方のためにまとめますと、
「プライドinブルー」
スカパー経由視聴の場合は、本編、スタジオトーク部分ともに常に字幕放送があります。字幕を選ぶ必要があります。
ケーブルテレビ経由、配信の場合は字幕が付きません。

「アイ・コンタクト」
映画本編には常に字幕が付いています。
映画本編の字幕は私の方で作ったものです。位置等も工夫しています。
スタジオトーク部分はスカパー経由視聴の場合は字幕放送があるが、それ以外の視聴、配信には字幕は付きません。

「蹴る」(電動車椅子サッカー) 
日本語字幕がつかない通常版と、字幕が付く日本語字幕版があります。
日本語字幕版は私の方で制作し最初から映画に組み込まれています。
位置等も工夫しています。
聞こえる人には通常版を、聞こえない聞こえにくい人には日本語字幕版を観てほしいという思いから、両方のバージョンで放送します。したがって放送日によって異なります。
但し日本語字幕版で放送する際、スカパー経由で視聴の場合は字幕付きですが、ケーブルテレビ経由の場合は字幕が付きません。

つまり「アイ・コンタクト」「蹴る」をケーブルテレビ経由で視聴した場合、映画には字幕が付いているが、スタジオトークには字幕が付いていないということがあります。
そういう場合は、ご連絡いただければスタジオトーク部分のテキストを中村から個人的にお送りします。但し、聞こえない聞こえにくい方に限ります。
連絡は、このブログ経由、あるいは映画「蹴る」公式HP https://keru.pictures/末尾のお問合せ、Twitter  @kz_nakamura やFacebook等からご連絡ください。
中村の連絡先をご存知の方はそちらでも構いません。
本来は私がトークの時に手話をつければ良かったのですが…。失敗しました。すいません。
 
「蹴る」のDVDはまだ発売していませんが、今後発売はします。
何らかの特典映像も考えています。
「プライドinブルー」「アイ・コンタクト」はDVDも発売中です。


アンプティサッカー日本代表 地元メキシコに敗れる

2018年11月02日 | 障害者サッカー全般
メキシコで開催されているアンプティサッカーW杯、決勝トーナメント1回戦で日本代表は地元メキシコと対戦。会場は超満員超アウェイの雰囲気。どのくらいの人数だったのだろうか?1万人?
日本の先発はGK長野哲也、ディフェンスは右から萱島比呂、古城彰博、星川誠。中盤はエンヒッキ松茂良ジアス、加藤誠。1トップに天川隼輝。試合開始後、1トップには、川西健太、若杉幸治、富岡忠幸が順次投入された。アンプティサッカーは一度退いても再度出場することができる。
 試合は前半15分に動いた。メキシコFWが前線でボールを奪いそのままゴールし先制。
メキシコ人選手はボールを奪った後、ペナルティエリア外ギリギリにボールを持ち出す。アンプティサッカーはキーパーがペナルティエリアの外には出ることは出来ず、エリア右から狙いすましたシュートが決まりメキシコが先制。
 その後、後半2分、危ない場面があったもののGK長野の好守で追加点を許さない。日本はヒッキのセットプレーからのゴールに期待がかかるが、メキシコ人ディフェンダーは日本をよく研究していたのか、体をピッタリと寄せシュートまで持っていかせてくれない。それならばということで後半9分には左サイド、ヒッキのキックインを萱島が直接ボレーシュート!その後も再三フリーキックのチャンスも得るがゴールネットを揺らすことができない。
15分には星川が2枚目のイエローカードで退場。一人少ない状況で戦わざるを得なくなる。
21分、メキシコは5番の選手のクロスを10番が頭で合わせて追加点をあげる。
試合はそのまま0-2で終了。日本はベスト8に進むことは出来なかった。
この大会には順位決定戦がある。日本代表は9位を目指すことになる。

アンプティサッカー日本代表 決勝トーナメント進出!

2018年11月01日 | 障害者サッカー全般

 アンプティサッカーのワールドカップが現在メキシコで開催中。
日本代表はグル―プリーグ2位通過、決勝トーナメント進出を決めた。

第1戦 コスタリカ戦は1-0の勝利、星川選手のスルーパスを受けたヒッキ選手のゴールは素晴らしかった。
第2戦でコロンビアに0-3と敗れたものの、第3戦でポーランドに2-0と勝利。得点はいずれもヒッキ選手のセットプレーから生まれた。
1点目はコーナーキックから川西選手がヘディングシュート。2点目はキックインを天川選手がすらしてのゴール。

決勝トーナメント1回戦の相手は地元メキシコ。キックオフは日本時間の11月2日午前11時くらい。
これは見逃せない! 中継もあります!
https://www.facebook.com/sanjuantv/?__xts__%5B0%5D=68.ARAi2vtnH7mZeX4XWUYl7ajlJ-wxLYhTXqm0PZLJ_jCWgQedqeWW9-JSl83rxwYl_n2qijYBuWBu3V3UEQCu0mSUXIWwuFn9L4BRzLH-LYoBFJPfa_sWzBjFguq0nAVSfhOXFlF4NgkGkhK541KRs0LzYlZEfMyTuNTmNcBh5CwaCNqgAsgUfWcDQB-4c4GyZdQV5JxiG2w4OyRioZoAGCPaUxY&__tn__=-UK-R


9月上旬の日本代表合宿の見学に行き、ブログ更新しようと思っていたが、忙しさにかまけて今に至ってしまった。
薄い内容ですいません。

写真は合宿時のもの


電動車椅子サッカー、CPサッカーがパリパラリンピック競技候補に

2018年01月30日 | 障害者サッカー全般

2024パリパラリンピック追加競技候補として、電動車椅子サッカー、CPサッカーが残ったようです。ゴルフ、セーリングを含めた4競技が2次審査に残り、2019年に最終判断がなされるみたいです。

特定のコア要件として、クラス分け、アンチドーピングの遵守、4年ごとに世界大会が開催されているか等が列挙されているようですが、電動車椅子サッカーは昨年のW杯は4年周期が6年に延期。それでもなんとか開催に持ち込めたことが大きかったでしょうか。南米の普及台頭も大きいかもしれません。
そしてW杯で優勝したのはフランスですから、フランス側の金メダル有力競技として猛烈なプッシュがあるでしょうか??

正式種目になる可能性も、かなりあるかもしれません。

そのためには今後の各国の取り組み次第、ということも大きいでしょう。

もし正式種目になれば、2021年W杯、2024年パリパラリンピック、2025年W杯ということになります。今後、4年毎にW杯が開催され続けていけば。
周知にためにも2020年東京パラリンピック前後にも是非国内で何らかの大会を! フランスチームを呼ぶのもいいかも。

そしてCPサッカーは東京パラリンピックでは外れてしまいましたが、復活なるか。
復活すれば、苦難の予選が待ち構えています。というかそうなれば予選方式も変わるでしょうか。アジア予選ということになれば可能性が広がる? しかし強豪のイランがいますし。
一度パラリンピックから外れたということは改革をつきつけられたわけでしょうし、クラス分けやその他、かなり変更になってくるのかもしれません。

この4競技のうち、いくつ正式種目になるかはよくわかりません。

以下のパラリンピック国際委員会の発表を受け、私見憶測等を混じえて書き込みました。
The IPC makes key decisions for future Games 28.01.2018 The IPC Governing Board decides the athletics and swimming programmes for Tokyo 2020 and progresses applications for Paris 2024

ちなみに東京パラリンピックのサッカー競技は、ブラインドサッカーのみです。


障がい者サッカーとウォーキングフットボール

2017年11月18日 | 障害者サッカー全般

今日(11月18日)は東京都杉並区の『障がい者サッカー』のイベントへ、ご近所ということもあり顔を出して来た。
最初に障がい者サッカー連盟北澤会長や各団体の選手関係者によるトークセッション、その後エキシビションマッチ、体験会という流れ。
 
これまでいろんな場で、各障がい者サッカーの選手たちや健常者のサッカー少年が入り混じるエキシビションマッチを見てきたが、理念としては素晴らしくても正直無理があるなあと常々思ってきた。誰かがかなり空気を読んでプレーしなくてはならなかったりで。
また電動車椅子サッカーとブラインドサッカーの選手はともにプレーすることは難しかった。
 
今回は障がい者サッカー4団体(アンプティサッカー、ろう者サッカー、CPサッカー、電動車椅子サッカー)以外にも日本ウォーキング・フットボール連盟が参加しているということで、エキシビションマッチはウォーキングルールで行われた。つまり「走っちゃダメよ」というルール。ヘディングも禁止。ボールは電動車椅子サッカーの7号球を使用。
 
そういったルールは多くの参加者にとってはかなりのかせとなり、真剣にやってもなかなかうまくいかないようだった。
 
これならば電動車椅子サッカーの選手もともにプレーできる。いいクロスボールがくれば豪快な回転シュートも披露できるだろう。もちろん電動車椅子サッカー選手にはある距離以上には近づかないという注意は絶対に必要だが。
通常の歩く一歩よりもアンプティサッカーの選手の一歩のほうが大きく、有利に働く局面もありそうだ。
総じてブラインドサッカー以外の6団体の競技者はさほど無理なくプレー出来そうだ。ブラインドサッカーの選手も声でのコミュニケーションを周知すればやれなくはないと思う。場合によってはガイドとともにプレーするなどのやり方もあるだろう。
もちろんデフ(聞こえない聞こえにくい)の選手とブラインド(見えない見えにくい)の選手との橋渡しは必要になってくる。
 
今日のサッカーはフットサルのゴールで行われたのでゴールキーパーは時々空気を読む必要があった。ケースバイケースで少年サッカー用のゴール、場合によっては通常の11人制のゴールを使ったりすれば、GKもガチンコにならざるを得ないだろう。
 
ウォーキング・フットボールは高齢者や人工股関節の人々も楽しめるサッカーだが、障がい者サッカーとウォーキング・フットボールの組み合わせはなかなか面白いことになるのかもしれない。