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今日が、6月15日。まもなく、第一回のしば漬け・漬込み作業が始まります。商売柄? お中元や祇園祭に間に合うよう、仕込むわけです。とりあえず、一回だけ、20日頃漬け込みをします。
大原のしば漬けは、茄子のしば漬け。いわゆる塩蔵の胡瓜の調味漬とは異なり、茄子・紫蘇・塩のみで漬け込み、乳酸発酵させた、昔ながらのお漬物。紫蘇の収穫にあわせ、一年分のしば漬けを一斉に漬け込みまして、貯蔵します。
常温で、樽に重石を載せて、保存するわけですが、状態の良いものですと、一年たったものでも、良い香り、色が残っています。これは、おそらく、乳酸菌の作用であろうと、ある研究者の方に御意見いただいたことがあります。
ただ、そこに雑菌が加わると、腐敗が生じたり、善玉菌がダメージを受けたりするわけです。もっと、貯蔵庫をきれいにするように!と、お叱り?の声を頂戴しました。それが、昨年夏。一斉・大掃除となりました。
今まで、してなかったのか?とのツッコミを受けそうですが、床をハイターで、ゴシゴシ掃除、いらないものの処分など、貯蔵庫建設以来の大掃除を決行したわけです。なんせ、大原は、田舎。何は無くとも、土地だけはあるわけで、次から次へと、物を置いていくわけです。それが、魑魅魍魎のすみかとなり・・・ どこにでもある話です。(と、責任転嫁)
大・大掃除の結果、ずばり、貯蔵してあるしば漬けの質が向上しました。たまたまかもしれませんが・・・ 少なくとも、貯蔵庫からは、あの田舎独特のにおいが、消えうせました。バンザイ!!
茄子のしば漬け、新漬は7月半ばごろ、販売開始です。新漬は、どちらかといえば、浅漬けの部類? フレッシュな味や色、香りを楽しみます。一年間貯蔵されたものは、ワインやお味噌などに通ずるような、芳醇な味わいです。味比べもいいかもしれませんね。
ただ、やはり、新漬がでますと、古漬は、売れまへんな。というわけで、8月ごろには、古漬けは、味しば加工用にまわされますので、お買い求めはお早めに・・・
さて、ほんとは、しば漬け作業の大変さについて、書こうと思ってたのですが、話がだいぶん反れてしまいました。しば漬け作業の、何が大変って、夏のアノ暑さが大変なんです。辻しばは、国道沿い。アスファルトの照り返しがきついんです。
それに加え、向かいのコンビニには、海水浴などの行楽客で、賑わうわけです。精神的にも、結構つらいかも。遊びざかりの若者には、とくにきついですわな。
ちょうど、漬け込み時期は、夏休みと重なります。辻しばにも、毎年、学生さんがアルバイトに来てくれます。内容・軽作業、となってますが、この暑さでは、ちょっと騙されたあーと、思ってるかもしれません・・・
紫蘇刈り作業を手伝ってもらったり、水洗い、膨大な量の茄子のヘタ切り、そして、もちろん、漬け込み作業も・・・ 1日作業なので、毎日来ると、一ヶ月、いい給料にはなります。ただ、すごくしんどい。忍耐と、根性が必要です。
私も、若かりし頃は、「今日は、茄子がありませんように・・・」と、毎朝、願ってました。それほど、しんどいです。(体力の手加減をしてなかっただけかも。すぐバテてました。)朝、通いのバス停から、辻しばを見ると、ドーンと何トンもの茄子の箱が積まれているわけです。えーん、と思ってました。
今年も、また、しば漬けの漬け込みが始まります。どんな若者が来てくれるかな、と、楽しみにしています。(おばちゃんたちのアイドルですよ。) こーんなしんどいアルバイトでも、みんな文句も言わずに働いてくれてます。日本の将来も、まだまだ明るし!
大原のしば漬けは、茄子のしば漬け。いわゆる塩蔵の胡瓜の調味漬とは異なり、茄子・紫蘇・塩のみで漬け込み、乳酸発酵させた、昔ながらのお漬物。紫蘇の収穫にあわせ、一年分のしば漬けを一斉に漬け込みまして、貯蔵します。
常温で、樽に重石を載せて、保存するわけですが、状態の良いものですと、一年たったものでも、良い香り、色が残っています。これは、おそらく、乳酸菌の作用であろうと、ある研究者の方に御意見いただいたことがあります。
ただ、そこに雑菌が加わると、腐敗が生じたり、善玉菌がダメージを受けたりするわけです。もっと、貯蔵庫をきれいにするように!と、お叱り?の声を頂戴しました。それが、昨年夏。一斉・大掃除となりました。
今まで、してなかったのか?とのツッコミを受けそうですが、床をハイターで、ゴシゴシ掃除、いらないものの処分など、貯蔵庫建設以来の大掃除を決行したわけです。なんせ、大原は、田舎。何は無くとも、土地だけはあるわけで、次から次へと、物を置いていくわけです。それが、魑魅魍魎のすみかとなり・・・ どこにでもある話です。(と、責任転嫁)
大・大掃除の結果、ずばり、貯蔵してあるしば漬けの質が向上しました。たまたまかもしれませんが・・・ 少なくとも、貯蔵庫からは、あの田舎独特のにおいが、消えうせました。バンザイ!!
茄子のしば漬け、新漬は7月半ばごろ、販売開始です。新漬は、どちらかといえば、浅漬けの部類? フレッシュな味や色、香りを楽しみます。一年間貯蔵されたものは、ワインやお味噌などに通ずるような、芳醇な味わいです。味比べもいいかもしれませんね。
ただ、やはり、新漬がでますと、古漬は、売れまへんな。というわけで、8月ごろには、古漬けは、味しば加工用にまわされますので、お買い求めはお早めに・・・
さて、ほんとは、しば漬け作業の大変さについて、書こうと思ってたのですが、話がだいぶん反れてしまいました。しば漬け作業の、何が大変って、夏のアノ暑さが大変なんです。辻しばは、国道沿い。アスファルトの照り返しがきついんです。
それに加え、向かいのコンビニには、海水浴などの行楽客で、賑わうわけです。精神的にも、結構つらいかも。遊びざかりの若者には、とくにきついですわな。
ちょうど、漬け込み時期は、夏休みと重なります。辻しばにも、毎年、学生さんがアルバイトに来てくれます。内容・軽作業、となってますが、この暑さでは、ちょっと騙されたあーと、思ってるかもしれません・・・
紫蘇刈り作業を手伝ってもらったり、水洗い、膨大な量の茄子のヘタ切り、そして、もちろん、漬け込み作業も・・・ 1日作業なので、毎日来ると、一ヶ月、いい給料にはなります。ただ、すごくしんどい。忍耐と、根性が必要です。
私も、若かりし頃は、「今日は、茄子がありませんように・・・」と、毎朝、願ってました。それほど、しんどいです。(体力の手加減をしてなかっただけかも。すぐバテてました。)朝、通いのバス停から、辻しばを見ると、ドーンと何トンもの茄子の箱が積まれているわけです。えーん、と思ってました。
今年も、また、しば漬けの漬け込みが始まります。どんな若者が来てくれるかな、と、楽しみにしています。(おばちゃんたちのアイドルですよ。) こーんなしんどいアルバイトでも、みんな文句も言わずに働いてくれてます。日本の将来も、まだまだ明るし!