年末帰省のおり、広島城に行ってきました。
↓ ご覧のとおり、アクセス抜群!市街地のそばにありますので、
何かと溜まっていた用事を済ましつつ…のお出かけになりました。
(広島城のパンフレットより)
わが母校からも程近い距離なのですが、
母校→商店街・デパート→お城 という位置関係ですので、
在広時代に行くことはありませんでしたね。見事に一度も
ただ、何かしらの用事で、近くを通って、眺める広島城は、とても美しいフォルムで・・・
広島城=ザ!お城 というイメージが強烈に染みついており、
他県でずんぐりむっくりした(失礼!)お城や、非対称の形のお城、天守閣のないお城、など見ると、
非常に違和感を感じたものでした。
まあ、そんな私が、今回は初めて・・・
天守閣目的ではなく、土台の石垣目当てで行く、という試み。
(一応、過去2,3回登城したことがあるのですが、あまり覚えていない)
そういえば、どんな石組みになっていたかも定かでないし、縄張りがどんな風になっているかも分からない・・・
(脳内イメージでは、本丸の片隅角に天守閣がある、といったイメージだけ)
それは、上記の案内図でも一緒のようですが
まあ、しょせん、世間の興味はそのくらいと言ったもので・・・
趣味・興味の分かれるマニアックな事柄に関しては、自分の足でもって調べてみるしかありませんね。
というわけで、通常の観光ルートとは異なるルートをたどりながら、広島城散策を楽しむことにしました。
(ピンクの手書き線が、私達の歩いたルート)
【通常の観光ルート】 下(南側)の茶色い四角部分の → 二の丸 → 本丸 → 天守閣 → 来た道を戻る のに対して・・・
私たちは、南東角のスタート地点から、お堀の東側の遊歩道を通って行きました。
(手前の東南角が太鼓櫓・その横に多門櫓が連なり、奥・西南角に平櫓があります)
通常のルートは、平櫓に隣接している表御門から大手道を通っていくことになります。
お堀の内側を通りますと、どうしても建物に目が奪われてしまうのですが(復元してあり、美しい建物なので余計に・・・)
外側から遠巻きに、二の丸・本丸を眺めてみますと、石垣やお城全体の構造がよく分かります。
→
(二の丸東南角の太鼓櫓・・・右奥に見えてるのが、本丸) (二の丸の北側には、結構複雑な形をした本丸があります)
ちょっと北に進むと、二の丸の全体が見渡せます。
→
二の丸からは土橋を渡って、本丸に入ります。 とても美しい 日本の城なのか、西洋の城なのか分からないくらい、お洒落で渋い空間です。
本丸の入り口の中御門跡・枡形
(天守閣が見えています
)
私は、この石垣の凸凹 ↑ が気になってしょうがなかったです。
あとから、近くで観察してみたけど、ちょっと危ないんでないかい?というくらい朽ちてきてて、
これは、わざと放置してあるの?と思ってみたけど、そんな説明書きもない・・・
原爆の爆風の影響か、水害によるものか、単に老朽化のためなのか・・・
結局謎のままでした。
でも、補修しまくりでピカピカのお城より、ちょっと朽ちてきてて、こっちが大丈夫?と思うくらいのお城の方が、
私は好きです。
よく動く乳幼児をお連れの方は要注意かもしれませんがね
柵も、極力設置してないようなので、あまり端っこには近づかない方が良いでしょうね。
本丸の全貌。
要所要所、でっぱっている部分に櫓が設置してあったようです。
さすがは、天下の大大名・毛利120万石
守りの堅いお城ですね
こちらは、本丸の東御門跡・枡形虎口 ・・・ 三の丸からの入場口です。
て~ことは、いま立っている部分が三の丸だったわけですね~
余談ですが、他県の例にもれず、広島城の旧敷地には、県庁や合同庁舎・県警など公の施設が集中しています。
今も昔も、この地方の中枢なのですね。
東御門から、真っ直ぐ行った先に、広島の護国神社があります。
本丸内部は、旧日本軍の司令部が置かれていた場所。
あちこちに旧跡が残っています。
廃藩置県~第二次大戦後にかけて、どの程度、お城の建物が残されてきたかは分かりませんが、
おそらくは、徐々に軍の建物が広げられていき、ついには、原爆で吹き飛ばされてしまった、というところでしょうか。
戦前までは、各地で数少なくなってきていた現存天守閣のひとつでありましたが、原爆でやられてしまった・・・
無常というしかありませんね。
残ったがれき・建築材も、戦後の混乱の中、薪や資材として使われたという・・・
今の天守閣も好きですけど、昔の天守閣、見てみたかったですね。
少しでも、その姿を偲ぶためにも、比較的保存状態の良い石垣を観察します。
東御門から本丸に入場して、右折・・・
本丸北側を守るべく積み上げられたのか、土塀のように長い石垣
二重に守られている本丸です。
本丸北側・・・東から西にかけて、ずらり!天守閣まで続いています。
石垣の右側(お堀の横から見ると、↓ こんな感じになります。
(← この石垣の上を歩いているわけです。)
落ちたら危険!ですけど、相変わらず、ここにも柵はないです。
あくまで自己責任ということでしょう。
(まあ、観光客はほとんど通らないと思います。)
今回、一番マニアックでお気に入りの場所となりました
お城の好きな方には、ぜひともお勧めしたいルートです。
階段を上がったところが、今は無き東側小天守の天守台となります。
ナイスビュ~人っ子一人いないし・・・
天守閣の入場口となる位置にも、南側小天守があったそうで・・・
そうなると、姫路城ばりの、小天守付き超デラックスなお城であったと思われます。
見てみたかったですよね。
→東側小天守
↓
南側小天守
このあと、南側小天守跡を通って、天守閣内に入りました。
投稿、とりあえずここまで
後半部分は、パート2として投稿します。
~~~ つ づ く ~~~