日々雑感

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お題目とは裏腹に6-34

2014年09月22日 | Weblog
お題目とは裏腹に

内閣改造によって女性大臣が2人から3人増えて5人になった。これで女性の社会進出をPRしたつもりである。女性の社会進出のシンボルとしては意味があるかもしれないが、女性と言う一般大衆をから見るとまるでお遊びである。

子持ちの女性が沖縄で捕まった。彼女は売春していたそうである。彼女が言うには時給630円でどうして子供を養っていけるか。真面目にパートとして働いたとしても生活ができないのである。

女性が社会進出し社会的に輝く活躍をしようとするならば、何よりもも先にまず生活できる給料を彼女たちが得られることが前提条件になる。
たとえ沖縄といえども、時給 630円で生活していくことは非常に困難である。だから法律違反だと知っていても、食うためには何でもしなければならない状況に追い込まれているのだ。
この事件から見てみると首相が女性進出を叫べば叫ぶほど現実を知って物言えと言いたくなる。
女性の社会進出は出産育児と言うことが前提になる。それがスムーズに行われる時に初めて望むことができるのである。
何よりの急務は女性が安心して働ける社会を作ることである。それは理念ではない。現実の場面でその条件が満たされてこそ初めて女性の社会進出が可能になるのだ。大体時給が630円というのは生活できない、小遣い稼ぎの賃金である。
生活できないような時給を、最低賃金とは言え、給与体系を作って、いったい日本は何をやろうとしているのだろうか。