実存した美空ひばりを再現する技術がどこまで AI を使って再現できるのかということを
NHK テレビで見せてくれた。
すでに神仏の世界へ入った美空ひばりを現世に引き戻して再生しようというプロセスが放送された。
ここでは創造とは一体何だろうという問題について追求が何もない。
だから人の心を打つということはまずないだろう。・
そしてすでに異次元の世界にいる人を、現世に引き戻して再現したところで
一体誰が共感するのだろうか。
僕は芸術とはすべからく霊的な天上界にしかないと思うので、エーワンがどんなに完璧なも
のになろうと、それは人間の産物であって霊的な感覚から生まれるものではない。
こういう哲学的な思考ができない技術者が単に技術を進歩させる材料にしたものでしかない
低次元のものを除いて芸術が何なのかという追求が全くない。
だから再構成された美空ひばりの歌は特殊なフアンにしか通じないだろう。
徹底的には極めなければならないのは創造の源泉がどこにあるかということだ。
肝心なことは、それが新しい芸術を生み出して人の心を満たしていくのだ。
この部分が一番大切である。
それを抜かしていくら再現芸術をやったとしても本物には永遠に勝てない 。
芸術に対する考えや追求が上っ滑りしている。だから本物にはなり得ないのだ。