日々雑感

心に浮かんだこと何でも書いていく。

美空ひばりを再現

2019年12月17日 | Weblog

実存した美空ひばりを再現する技術がどこまで AI を使って再現できるのかということを

NHK テレビで見せてくれた。

すでに神仏の世界へ入った美空ひばりを現世に引き戻して再生しようというプロセスが放送された。

ここでは創造とは一体何だろうという問題について追求が何もない。

だから人の心を打つということはまずないだろう。・

そしてすでに異次元の世界にいる人を、現世に引き戻して再現したところで

一体誰が共感するのだろうか。

僕は芸術とはすべからく霊的な天上界にしかないと思うので、エーワンがどんなに完璧なも

のになろうと、それは人間の産物であって霊的な感覚から生まれるものではない。

こういう哲学的な思考ができない技術者が単に技術を進歩させる材料にしたものでしかない

低次元のものを除いて芸術が何なのかという追求が全くない。

だから再構成された美空ひばりの歌は特殊なフアンにしか通じないだろう。

徹底的には極めなければならないのは創造の源泉がどこにあるかということだ。

肝心なことは、それが新しい芸術を生み出して人の心を満たしていくのだ。

この部分が一番大切である。

それを抜かしていくら再現芸術をやったとしても本物には永遠に勝てない 。

芸術に対する考えや追求が上っ滑りしている。だから本物にはなり得ないのだ。

 清姫ってストーカーじゃないの

2019年12月17日 | Weblog
安珍清姫    清姫ってストーカーじゃないの

紀州路線走ると、御坊の次が道場寺である。ここには、安珍・清姫物語伝説がある。

恋に狂った女が男を追いかける。思いついたら、彼が隠れている釣鐘を恋の炎で、焼き尽くす。

何もかも忘れて、命をかけた恋の情熱は一体どこから出てくるのであろうか。

この物語は、何を語ろうとしているのか、

女の恋の情念の激しさ。

なぜそこまでエネルギーを集中して、釣鐘を焼き尽くすのか。

、女の内なる世界は、閉鎖的だから、一点集中したエネルギーはすべてを焼き尽くすほどのパワーを持っている。

女にかかわらず、恋という情念のもつエネルギーの大きさ。そこには、男と女という差は無いと思うが、

一点集中となると女の情念の方が、大きいのかもしれない。命をかけてもという。

望みが、押しつぶされて、解放されない情念の塊は、現実という形をとれば、幽霊になる。

清姫は、死んでから、蛇になるのではなくて、生きて、情念の炎を安珍が隠れたとする

釣鐘を焼き尽くす。

現代の清姫に、この問題を尋ねたら、彼女達は何と答えるであろうか。

安珍代わりはいくらでもいるよ。 

さっさと、乗り換え、するのだね。それが、かなわないのなら、生涯独身で過ごす。

結婚しても、離婚率が高くなる現代だったら、結婚していてもいなくても大差は無い。

(本当は大差がある。)

離婚したと思えば、独身でいても、なんらさしつかえない。

女の執念の例 清姫  おいわ  お菊