日々雑感

心に浮かんだこと何でも書いていく。

後遺症

2012年03月29日 | Weblog

後遺症 8,480位 / 1,700,459ブログ中

リーマンショックの時に、思った。
一握りの優秀な金融マンが、自己都合で、自分が、金を儲けるばよいという思想に徹するときに、それは単に個人のみならず、世界の経済に大きな影響を及ぼした。いわゆるリーマンショックである。震源はアメリカである。
その時僕は思った。何かがおかしい。人間の行うこと、経済活動までが、すべて数値で、表現し、読み切れるならば、この世で、そういう人が、富を独占することは、火を見るより明らかだ。
個人的あるいは小さな集団的に、それが出来たとしても、そのあとにやってくる経済的悪影響を考えるとき、どうしてもリーマンショックを起こすような思想は、この地上から抹殺しなければならないと、思った。

また、夢のエネルギーだと、安全神話の上に退けられ載せられた原子力発電は、大きな破たんを見せた。
だいたい、人間本位の便利主義、合理主義による生活の向上と、人間のことは人間ができるという人間中心の考え方の中に、まちがいの根本原理が存在していたと僕は思う。
生活の向上と称して、便利さと利潤己のみを尊重する個人主義を実現してきた現代思想。
そこには盲点があった。自然の中の人間の再発見を怠って、人間中心・人間本位の人間のみの共生を力説しても、それは所詮間違いである。なぜならば人間は自然から遊離しては存在し得ないからだ
自然を大切にしその中で、人間も大切にする。つまり共生きだ。これが大切なんだ。
人間が自然を征服するなんていう考え方は、とんでもない間違いだ。

最新の画像もっと見る