ほぼ氷見

火曜日の夜、和可奈でご飯を食べた。

刺身の盛り合わせや白子ポン酢などを食した後、「青い箱のぶり」ですから、と言われたぶりのしゃぶしゃぶがメニューにあったので、それを。でもkeba、氷見のぶりは知ってるけど、それが青い箱に入っている、青い箱が氷見ぶりの証、とは知らなかった。大将によると青箱を店の外においていると、「氷見のぶりがあるんですね」と店に入ってこられるお客さんもある、とのこと。

でも「これは唐島に上がったので、氷見の氷見じゃないけど、氷見って言って大丈夫だろうってかんじですけどね」という。確かに同じ海でそだち、つい目と鼻の先に上がった魚同士が一方はブランド魚として高値で取引され、一方は普通の魚として扱われるっていうのは理不尽にも思える。でも、釣った直後の処理で風味や味の劣化を上手に防げているブランド魚と、かならずしもひと手間かけてない普通魚では、おのずと差が出るのである。大将曰く、氷見と唐島はそういう意味で違わないので「氷見って言っても大丈夫」とのこと。なるほどぉ～

残り少なくなってから、おお、ありがたい鰤なのに忘れておったと気付いて撮影
てんこ盛り状態を想像してちょ

想像といえば・・・、直下に活断層と思われる断層が走っているのに再稼働をもくろむ人たちの想像力に喝を入れたい。テレビでインタビューに答えていた人の中には、再稼働でお金が儲かると答える人もいて、他者の経験から学んでここまで知のフロンティアを広げてきた人類の発言とは思えず、腰が抜けそうに驚いた。人のうちで原発で電気を作って、それを使って暮らしてきたあたしが言っちゃいけないことかもしれないけど、「原発」じゃなくなってもほかの何かで産業を興そうという気持ちが芽生えるといいなぁと思う。だって、地震が起こってからでは遅いのであるからして。

さてと、あたしたちのぶりしゃぶ鍋・・・

小鍋にカマがたっぷり入っていて、しゃぶしゃぶする場所がなかったのであった（苦笑）
情けない写真で申し訳ない

おなかがいっぱいで完食とはいかず、残ったカマとお汁を「お持ち帰り」。我が家で翌日味噌汁のだしとして活用しました。