野のアザミ

日頃感じたこと、思ったこと事などを書きとめておきます。

大きな目玉模様のタテハモドキ

2018-11-18 | 自然


翅を閉じたらまるで枯葉

11月も半ばを過ぎると、ギャラリーまわりのツワブキも花盛り。濃い緑の葉っぱを背景に黄色い花がよく目立つ。窓から眺めていたらそこに一頭のチョウ。あたたかい陽の光を浴びながら翅を閉じたり開いたり。オレンジ色の翅に大きな目玉模様。写真を撮っておこうと外に出てみると、ツワブキから離れ、植木を支える杭の上にとまった。そして、じっと翅を広げたまま。先ほどは翅を閉じたり開いたりしていたのだが、はて・・・?。

そうか、やっと気がついた。翅の目玉をみせて警戒しているのだ。野鳥等から身を守るための術なのだろう。タテハモドキは南方系のチョウだ。以前は九州南部でも迷蝶だったそうだが、現在は土着とされている。しばらく杭の上に止まっていたが、私が移動したら向こうも枯れ草の上に移動した。えっつ!、今度は翅をとじたまま。閉じた姿は、まるで枯葉。目を離すと枯れ草の中にとけ込んでしまう。調べると、裏面の枯葉似の模様は秋型なのだそうだ。これも身を守るための術とみた。