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SHRS(シュルズ)の一級建築士受験クラブ「建築法規No.13:構造強度の技術的基準の規定」2025(R7)

2025-01-15 08:41:48 | ビジネス・教育学習

◇2025年(R7年)4月の法改正を機会に、試験問題の傾向から、理解促進の新たな方向性を考えます。
◇出題項目ごとの重点条項を絞り込み、把握すべき具体条項の方向性把握を図ろうと思っています。

【No.13:構造強度(荷重及び外力・許容応力度・材料強度)の技術的基準の規定】
◇原則、荷重及び外力・許容応力度・材料強度)の技術的基準について、下記条項に規定。
 ・第2款(令83条~令88条)で荷重及び外力
 ・第3款(令89条~令93条)で許容応力度
 ・第4款(令94条~令99条)で、材料強度

◇荷重及び外力について、原則、実況に応じて計算するが、政令に定める数値で計算できる事を規定
 ・令85条1項の表1で、室の種類と構造計算の対象部位との組み合わせで、積載荷重を計算できる。
 ・令85条1項の表2で、垂直荷重の圧縮力計算の場合には、支える床の数に応じて、緩和措置がある。
 ・2023年(R5年)問題でも、同様の類似問題が出題されている。
 ・この問題の注意点は、映画館の客席(固定席)の場合には、2項の緩和規定適用がない事である。
 ・2022年(R4年)問題でも、百貨店の屋上広場についての問題という、類似問題でした。

◇基準値を読み取る場合に、大臣が定める基準の記号を定めており、それに基づく計算式となっている。
 ・令89条表1で、木材の繊維方向の許容応力度の数値を表としている。
 ・同表の計算式における記号について、下欄で、大臣が定める基準強度と規定している。
 ・2023年(R5年)問題でも、同様の類似問題が出題されており、令90条の表2参照の問題である。
 ・また、令96条の表1で、鋼材の材料強度の基準値を規定している。
 ・同表の下欄において、令90条の表1に規定する基準強度とし、大臣が定める基準強度を示唆。
 ・2022年(R4年)問題でも、令96条2項の表の下欄参照による類似問題でした。

◇許容応力度の基準値で、長期と短期の違いを、算定させることにより理解を促す設問としている。
 ・令92条の表で、長期の許容応力度を規定し、短期はその1.5倍と規定している。
 ・同表の計算式における記号について、下欄で、大臣が定める基準強度と規定している。
 ・設問は、大臣が定める基準強度に、長期の許容応力度の数値を乗じている。
 ・2023年(R5年)問題では、令91条の表より、計算式に代入して、算定することを促す問題でした。
 ・2022年(R4年)問題でも、令91条の表より、計算式に代入して、算定することを促す問題でした。

◇余計な感想ですが、荷重及び外力・許容応力度・材料強度では、同じ問題が出る確率は低いですが・・・
◇しかし類似問題が続いていますので、法令集の数値確認が素早くできる訓練が必要かも・・・はて❓

2025年1月15日 by SHRS(シュルズ) 一級建築士、建築基準適合判定資格者

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