出張と夏休みと連続したため、本ブログも2週間ほどお休みをいただきました。
今回は久しぶりに読書感想を載せたいと思います。
今年の夏休みは、お陰様で1週間取ることができましたが、休み前から読む本を決め、事前購入しておきました。
それが話題のベストセラー、村上春樹氏の「1Q84(Book1&Book2)」です。確か6月頃でしたか、なかなか書店では手に入らないということで、アマゾンで予約しておき、何週間後に届き、そのまま夏休みまで積み置かれていました。
私自身、村上氏の著作を手にするのは初めてでした。また、今回の著作については、すごい人気という風潮につられて、中身など事前の知識は全くないままに購入したというものです。
休み初日の前夜からスタートしたのですが、それからというもの、約1000ページにおよぶ全2巻を必死に追いかけることとなりました。
確かに、一度読み始めると、次はどうなるのかという好奇心から、寝ることを惜しんで読み進めてしまう。実家への行き帰りの電車の中はもちろんのこと、まだ夜の明ける前から目が覚めると、早朝散歩前の一読とか、寸暇を惜しんでページを手繰る。
こういう読み方を強いられる著作には、久しぶりに出会いました。一度手にしたら、止められない。売れる理由が分かった気がしました。
とはいうものの私自身の読後感はというと、必ずしもスッキリしたものではなく、読み進めるにしたがってなにか心に重いものが圧し掛かるような気分になりました。暗いモヤモヤ感というべきでしょうか、ある種の不安感というものでしょうか。
心身のリフレッシュを期した夏休みの読書対象としては、不適だったと思います。
また、村上氏の文章は、どうも私好みではないようです。確かに流麗かつ華麗な表現ではなりますが、ちょっと味の濃すぎる食事のような感じでしょうか。歳のせいか、最近あっさり系になじんできたようです。
さらに、Book2で完結かと思いきや、まだまだ先があるようで、これもスッキリ感が得られなかった一因かもしれませんが。
でも、Book3が出れば、きっと買って読むことだろうと思っております。
あまり読書感想になりませんでしたが、まあ一度読んでみられたらいかがでしょうか。おもしろいですよ。