先週末、オバマ大統領が「ノーベル平和賞」を受賞という驚きのニュースが流れた。
まだ大統領に就任して9カ月足らず。本人の受託スピーチにもあるように、実績を評価されたのではなく、今後の「核のない世界」に向けたリーダーシップを期待してのこと。
確かに彼のプラハでの演説は、極めて当たり前のことを言っているが、そのことを米国の大統領が全世界に発したということが意味と意義があるのだろう。
「核兵器を唯一使用した国としての道義的責任」を口にしたが、米国がこのように謙虚な姿勢にならない限り、世界平和など夢のまた夢である。そのことは、前大統領が証明してみせたではないか。
「何を言うかではなく、誰が言うか」
常識的で当たり前のことを真のリーダーたる立場の人間が言うからこそ、世界は動くのである。
同様に、地球温暖化問題もこの核の問題とまったく同じ構造を持っている。世界の温暖化問題を引っ張るリーダーが必要である。
故に日本の総理大臣が国連で発した言葉は大変大きな意味があろう。
地球上の人類の持続可能性を高めることは、すべての人の願いである。そのためには、核兵器などに頼らない、気候変動もない、貧困も災害もない、明るい未来を創っていく必要がある。
なにせ地球はほんとうに小さな一つの惑星に過ぎないのだから。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます