1990年から2010年の20年間。それはわが国における「失われた20年」と呼ばれるようになった。
自分自身の年齢で当てはめると、34歳から54歳までの20年間であり、まさにビジネスマンとしての多々なる経験を通じて成長してきたはずの年月。
その期間が国全体としては図らずも世界の成長軌道に乗れなかったからこそ、「失われた・・・」と言われるのであろう。
では、その責任は一体誰にあるのか?
そう真摯に自問自答すると、やはりビジネスマンの成長期として、その間を生き抜いたわれわれ世代にこそ、大きな責任の一端があるのではなかろうか。
われわれに欠けていたものは、一体なんであったのだろうか?ビジネスの構想力、企画力、実行力、運営力・・・・、それらのすべてに力不足であり、戦略性に劣っていたのではないか。
そうした自責の念を強く持ちつつ、この20年間を総括することなくして、次なる20年間の明るい夢と展望は開けないのではないか。
その役割こそが、今の50歳代のわれわれに求められている責務なのではないか。最近、特にそう思うようになった。
われわれ世代は、次なる世代に何を残すことができるのか?あるいは、何を残していくべきなのか?
そのような心の置きどころで、日々のビジネス現場での格闘を続けつつ、過去の総括に基づくさまざまな反省点を後進に伝えていきたい。
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