再び原点回帰なり!

未熟なビジネスマンの心のつぶやき

冬休み中の読書について

2008-01-07 17:18:32 | 読書感想

今年の年末年始休暇は、1228日から16日までと連続10日間の休みを取ることができました。

恒例の実家への帰省のみならず、浅草新春歌舞伎なども見ることができ、有意義な休みでした。

買ったまま放置されていた本も、また新たに購入した本も以下のようなものを読むことができました。

1.中原の虹・第四巻(浅田次郎著・講談社)

2.ウェブ時代をゆく(梅田望夫著・ちくま新書)

3.カーボンリスク(末吉・井田共著、北星堂)

4.死の壁(養老孟司著・新潮新書)

「中原の虹」は、第三巻が出てから間があいており、もう一度、第一巻から読み直したいと思っております。むしろ、蒼穹の昴(上下)から、読み直すと面白みが増すかもしれませんが。浅田ファンとしては、今回も読みごたえのあるものだと満足しております。

中原の虹 第四巻 中原の虹 第四巻
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2007-11-06

「ウェブ時代をゆく」は、前作の「ウェブ進化論」をさらに進化させたもので、これからのIT社会における生き方が明確に描かれており、息子や娘にもぜひ読んでもらいたい内容でした。もちろん、IT世代ではない私にも、十分に刺激的でしたが、果たしてどこまで実感として理解できているか?しかし、私も著者のIT社会に対する楽観論には、全面的な賛成派です。

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687) ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)
価格:¥ 777(税込)
発売日:2007-11-06

「カーボンリスク」は、2008年のテーマに相応しく、ビジネスマンとしての今後の10年を考える上で、十分に参考になりました。ビジネスのルールが、着実に変わっているということがよく理解できました。米国が急激に政策変更する可能性があるとの警告とも言うべき指摘は、日本の経営者層は謙虚に捉え、今後の経営を変えていくべきだと思います。いつまでも、環境税反対と排出権取引反対だけでは、本当に世界の孤児になってしまうのではないかと心配になります。やはり、しがらみのないエネルギーベンチャーがもっと勃興し、世の中に主張していくべきだと、自らのポジションも確認できました。

カーボンリスク―CO2・地球温暖化で世界のビジネス・ルールが変わる カーボンリスク―CO2・地球温暖化で世界のビジネス・ルールが変わる
価格:¥ 1,785(税込)
発売日:2006-07

最後の「死の壁」は、前作の「ばかの壁」よりも、むしろ養老先生の本音が出ているのはないかと思います。先生のような考え方が、もっと世の中の主流になれば、日本も世界も変わるだろうなと思います。これも、息子と娘にも、ぜひとも読んで欲しい本です。

死の壁 (新潮新書) 死の壁 (新潮新書)
価格:¥ 714(税込)
発売日:2004-04-16


2008年・新年の抱負

2008-01-01 11:39:31 | チャット

新年 明けまして おめでとうございます!

2008年は、いよいよ京都議定書における5年の約束期間の初年度になります。

2012年までの5年間の累計で、温室効果ガスの排出を1990年レベルの6%減するというのが、わが国のノルマです。

この達成の是非や可能性は別として、いずれしても今年からは、常に温室効果ガス(主にCO2)の排出を意識せざるを得ない時代が幕を開けたことになります。これは国や企業レベルのみならず、個人生活のレベルでも同じことです。

思い起こせば、199712月の京都議定書の採択時には、2008年などまだまだ先の話で現実感がありませんでしたが、いよいよその時が来ました。

このような世界的な潮流の中に生きる者として、またこの10年間をまがいなりにも省エネを「飯の種」として生きてきた者として、2008年を始めるにあたっての抱負は、このテーマと切り離すことはできません。

そこで今年は、以下の2つを目標にして、力を尽くしていきたいと思います。

第一は、「わが国は省エネ世界一」という公言に違うことのないように、個人と企業レベルで何ができるかを考え続け、そして「どんなに小さなことでも果敢に実行するぞ」という覚悟を持って日々を生きることです。そして目指すは、わが国が世界の省エネリーダーとなることです。

第二は、私のエネルギーベンチャーと格闘した10年の拙い経験と体験を最大限活用するような生き方をしていくということです。そして目指すは、わが国発で世界に通用する「エネルギーベンチャーの創出」です。これは自らの会社のみならず、他者への支援も含みます。

以上の二大目標は、京都議定書の約束期間が終わる2012年までに達成できるような簡単なことではないでしょうが、ポスト京都の動向も視野に入れながら、今後10年ぐらいのスパンで臨みたいと思っています。

2008年は、その長期計画の初年度として、まずはがむしゃらに前に進みます。

今年も、本ブログと共に、よろしくお付き合いください。

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