2009年もあと3カ月となりました。まだ蒸し暑い日が続いておりますが。
本日10月2日は、2016年のオリンピック開催地の決定日でした。残念ながら東京は落選。南米大陸初のリオでの開催が決まりました。
環境重視のコンパクトなオリンピックという基本コンセプトが通用しなかったようですが、この落選で東京都の環境政策に影響がでないように祈りたい。
来年の4月から開始される大規模事業所向けのCO2削減総量規制と排出量取引制度の導入は、世界初の都市型環境対応策であり、この成否が日本の環境政策の試金石ともなるものである。
むしろオリンピックがなくなったことで、こうした挑戦的な試みに資源を集中してもらいたい。
そして、2020年には、東京のみならず日本が、世界の温暖化対策の金メダリストとなって欲しい。
民主党の新政権も補正予算の見直しや来年度予算の組み換えなど、かなり時間がかかっているが、経済成長と環境問題の両立的解決に向けて、迅速かつ大胆なかじ取りを期待したいものだ。
このような政策遂行の一時停滞が、経済全体に、特に中小・ベンチャー企業には大きな痛みを伴っていることにも気づいて欲しい。
世界が認める環境模範国になると、国民全体として再度覚悟を決めたいものである。今の我慢が明るい未来につながることを信じたい。