池上鉄工のブログ

池上鉄工一級建築事務所

やっと休みました。

2006-09-01 20:16:09 | 家族にて

8月は、貧乏暇なし状態。

結局、8月の30,31日の二日だけ休みました。(これも、半ば強引)

そして、念願だった横山大観展(福岡市美術館)を見に行きました。

やはり、前評判とおりの迫力満点の作品ばかりです。

個人的には、「夜桜」と松竹梅というやつと、あと龍のやつ・・・・(別にわたくしは

横山大観フリークではないので、あまり作品名にはこだわらない。

しかし、夜桜・・・・・・は、圧巻でした。

わたくし、以前パリのピカソ美術館に行ったことがありますが・・・

なんか、それを彷彿しました。

作品は、まったく別物ですが、ピカソの迫力となんか似ているな・・・・・

それと、龍のやつ・・・・・・・

これまた、すごい・・・・

漆黒の黒とはこんな感じではないかと思うくらい・・・

つまり、その黒の向こう側が見えてくるようである

そして、龍の目にすごく力がある

まさに、静かに睨まれるとはこのことだろう。

闇は、まさに暗黒の闇らしく、どこまでも闇が続くようである

そして花は、花らしく実に愛らしい・・・・・子供が書いたように無邪気な感じさえする

霧は、霧らしく、自分の足もとがすくわれるのではないかという錯覚さえ感じる。

樹木は、樹木らしく、年輪と風格とそのうちに朽ち果てるであろう・・自然の摂理が見える。

人物は人物らしく、威厳と、その人の背負った人生などがにじむ。

わたくしは、仕事をしていて固有性というものについて考えることがある。

横山大観ならでは作品。

鉄工所ならではデザインや仕事やアイデア。

鉄は、鉄らしく。

でも、当然、鉄らしからぬ・・・ということも同時に考える。

つまり、否定でもあり肯定でもある。

よく、枠にはとらわれない・・・・という表現があるが、でも、やはり枠(理屈)は必要である。

問題はその枠をどこまでコントロールできるか。

自分サイズに合わせるか。(まーーーこのことを一般的には枠にとらわれないというのかな)

ヒット商品やら、ロングセラーやらは、否定であり肯定したものだけが生き残る。

つまり、個性的ではいけないような気がする。(わたくしヒット商品を狙ってます)

個性的には、やはりどこかで、「わかる人だけ分かればよい」・・・という事が前提にある

しかし、これでは一部の人には受け入れられるが、大半の人には受け入れられない

若いときは、デザインというのは分かる人だけにわかれば良い・・・という発想があった

しかし、社会貢献という観点からは程遠い。

社会に貢献する、社会に受け入れられるそれが優れたデザイン、仕事ではないかと

思う。(おっちゃんは、そーーーー思うよ)

横山大観の作品をみて、花は花らしく、龍は龍らしく、山は山らしく、人は人らしく

わたくしも、早く池上鉄工らしいーーーーね・・・と言われたいものである。

まーーーそれは自分のスタイルを確立するという事ですね。

S2006_0829itoshima20075 糸島の庇に雨樋が付きました。

庇本体は、磨き400番のステンレスです。

樋は、HL仕上です。

S2006_0831umituri0077 次の日は、これまた念願の海釣り公園

に行きました。

まーーー子供達が念願のですけどね。

営業品目:鉄骨工事、建築金物、階段工事

福岡県久留米市東合川7-13-12

有限会社 池上鉄工一級建築士事務所