本日も、雨の中現場にてベランダの改修工事。
昔からのお付き合いの地元工務店さんからの依頼です。
そのベランダは、デッキプレート剥き出しの昔ながらのベランダです
昔の、アパートや大手ハウスメーカーさんのアパートはコスト削減の為に
外部廊下の裏は、デッキプレート剥き出しにペンキ塗りのみの仕上げが多い。
特に、ハウスメーカーさんやらの、アパートについては多分何かしらの構造計算をやって
この部材になったと思う。
しかし、その部材はかなり薄く(材料の厚み)設定されています。
そりゃーー構造計算をすればこのくらいの部材で十分です。(アパートのベランダで
出の幅が600程度であれば薄い部材で大丈夫・・・計算上は)
しかし、構造計算とやらは、将来、この剥き出しの部材が錆で腐食することは想定していない
よって、アパートオーナーが購入したときは実に見栄えがよく、かっこいいが
将来のアパートの姿が容易に想像できるようではいかがなものか?
わたくしが思うに、耐震偽装で鉄筋の本数を減らした・・・・とのことであるが
実際に鋼材を扱っているわたくし達に言わせれば、鉄筋の本数を減らしたところで
実際は金額が下がるのは全体の工事費からいえばほんの微々たるものである
まさしく数字という魔物に取り付かれた結果だと思う。
つまり、
メーカーさんの営業の方は、鋼材の値段は詳しくわからない
材料を下げれば、値段がさがると思ってしまう。(それは、しょうがないところです
だって営業の人は鋼材の値段は査定できない)
下請けさんは、交渉の場合は相手は営業マンの人である。
さすれば、営業さんに理解してもらうためには製作者は営業の人にわかるように
交渉しなければならない。
ということは、「材料を下げれば工事費が下がる」という固定観念がある営業の
人は材料のランクを下げてください・・・という。
しかし、実際は材料の値段というのは下がらない・・・というか下がったところで
工賃は下がらないからである
だから、実際は工賃を下げるしかないのである。
わたくしは、正直にその辺を説明する。
「材料は、落とせません・・・・・・・工法や日程で金額を考えます」
要は、やり方である。
材料は、下がらない。(わたくしが、製鉄所に顔が利くのであれば別だが・・・)
多分、本日のベランダの改修工事も、オーナーが購入したときは「ここの材料を落とせば
安くなりますよ」・・・・・とか言われてしまったのだろう。
しかし、実際は材料費では金額は下がってないのである。
すべて、工賃やら経費で金額の調整が行われている。
よく、材料を落としてくれ・・・・・・と言われるが・・・・材料は落とせません。
工法や工程で調整するのが筋です。
鉄製の格子です。
高さは、多分6メートルくらい
50*50*1.6
を約80本使用しております
16、17日は内覧会だそうです
営業品目:鉄骨工事、建築金物、階段工事
福岡県久留米市東合川7-13-12