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死ぬことは生まれること! その2

まず、先々週の(またまた間が開いてしまいました(汗))
1) 生まれる前と亡くなる前   についてですが、

ここで 考えていただきたいのは、
人は 生まれる前に準備をし、亡くなる前にも準備ができる、
という事です。

妊娠して 安定期に入った女性は 
幸福感に包まれて 腹帯を巻き、
帯祝い」というお祝いをします。

早産などの可能性もありますので、
出産に備えて 諸々の準備をします。



亡くなる前の「預修・逆修」については、
詳しくお話する機会が欲しいと思いますが、
今回は スルーしておきます。

人は 亡くなる前にも 備えておく事ができるのです。






2)出産の産声と 臨終の魂呼びに移ります。



産声は もちろん、赤ちゃんが産まれた時に上げる声です。

女房の座敷ネズミの話によりますと、娘が産まれた時は
「ほんぎゃあぁぁ、ほんぎゃあぁぁ」と泣いた、
赤ちゃんの産声とは こういうものだ、という見本のような泣き声だった、
という事です。

一方、息子の方は、生まれたと思ったらすぐに、
「ゥギャー、ゥギャー、ゥギャー、ゥギャー」と
勢いよく、(少々汚い声で)産声を上げたという事です。

私は 出産に立ち会うどころか、なかなか会いにも行けなかったので
想像するしかありません。






一方、人は 亡くなる時に 声を上げる訳にはまいりません。

魂呼びと言いますのは、
臨終に立ち会った人たちが
まさに今 肉体を離れた霊魂に向かって
戻って来い、と 呼ぶ事です。

そういうものだよ、と言わずとも
必死で名前を呼ぶ遺族もあるでしょうし、
もう頑張らなくていいよ、と 
静かに見送る遺族もいらっしゃるでしょう。

そのどちらも 愛の形であろうかと思います。



亡くなった人の霊魂は 上の方に行くもののようで、
地域によっては 天井あたりをホウキで掻いて 
肉体に戻そうとする風習もあったそうです。

声に出す事としては、
家の屋根に向かって呼ばわる、という風習がありました。

「お~~い、戻ってこ~い!」

マンションなんかでは、ちょっと難しいですね。





今日は、ここまで!

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