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光壽無量(その1)

これは 平成4年の 年頭のご挨拶です。

平成3年にも 同じようなものをお配りしたはずなのですが、見つかりません(汗)。

皆さまのところに もしありましたら、お知らせいただきたいと思います。

 

 

光壽無量

 

 

~平成四年の年頭に當たり、謹んで至心に三寶を誦し、併せて檀信徒の皆様の ご清安を祈念申し上げます。~

 

お正月は 歳神様(としがみさま)をお迎えし、お祭りする 一年で最初の行事です。

 

歳神様は 私達に 福を与えてくれる農耕神で、

実は和魂(にぎみたま)と呼ばれるご先祖様のことなのです。

 

私達は、お盆やお彼岸、お施餓鬼などで ご先祖の供養をしますが、

その他 特に 年回等のご法事を行います。

 

忌日・年回法事は 追善供養(ついぜんくよう)の一つで、

この世に生きている私達が 仏道修行として行い、

修行の功徳(くどく)を自分だけのものとせず、

対象のご先祖にも回向(えこう)する 

というものです。

 

そして、それぞれのご法事には

本尊様が決められています。

 

 

初七日・・・・・・不動明王

 

ニ七日・・・・・・釈迦如来

 

三七日・・・・・・文殊菩薩

 

四七日・・・・・・普賢菩薩

 

三十五日・・・・地蔵菩薩

 

六七日・・・・・・弥勒菩薩

 

四十九日・・・・薬師如来

 

百箇日・・・・・・観音菩薩

 

一周忌・・・・・・勢至菩薩

 

三回忌・・・・・・阿弥陀如来

 

七回忌・・・・・・阿閦(あしゅく)如来

 

十三回忌・・・金剛界大日如来

 

十七回忌・・・胎蔵界大日如来

 

二十三回忌・・・般若菩薩

 

二十七回忌・・・金剛界大日如来(重修)

 

三十三回忌・・・虚空蔵菩薩

 

三十七回忌・・・金剛薩埵菩薩

 

五十回忌・・・・・・愛染明王

 

百回忌・・・・・・・・・五秘密(金剛薩埵、欲金剛、触金剛、愛金剛、慢金剛)

 

 

このほか二十一回忌(胎蔵界大日如来)、二十五回忌(愛染明王)を修行する地域もあります。

 

 

 

 

長くなってしまいました。 

 

続きは次回に!

 

今日はここまで!

 

 

 

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日々是新

「日々是新(ひび これ あらた)なれば 日々是好日(ひび これ こうじつ)」

これは 平成と元号が改まって出させていただいた、

初めての 「新年のご挨拶」のタイトルです。

  

 

 

新しい話を楽しみにしているという、ひろうみさんのコメントに緊張してしまって(?)、

先週は ブログの更新ができませんでした(汗)。

 

ここは やはり、古いものでお許しいただこうと思います(汗)。

 

同じ事を繰り返していて、進歩がないのがアラワになってしまいますが(汗)、

今年も もうじき 半分を過ぎようとしてる今、

過去の自分と向き合いつつ、今年のこれまでの自分を反省して

残る今年の日々を 精一杯 過ごしていこう、

という決意を新にしていこうと思います。

 

 

 

~平成改元後 初めての新春を迎え、謹んで至心に三宝を誦し、

 併せて 檀徒の皆様の 御平安を 祈念申し上げます~

 

 

 

世界が平和なら 日本は平和だし、

日本が平和なら 地域は平和だし、

地域が平和なら 家族も平和だし、

そして 家庭が平和なら あなたも幸せですよね。

 

だから、あらゆるものの幸せのためには

あなたが一番大事だということです。

 

先ずは、自分自身がしっかりしなければ、

頑張らなければ、

自分に責任をもたなければ、

と思ってみてください。

 

あなたが あなた自身に

真剣に取り組むことを

念頭の目標にしてみてはいかがでしょう。

 

きっと 新鮮な世界が見えて来るように思います。

 

「煩悩は 百八減って 今朝の春」

 

心新たに この一年を 歩んで行きたいと思います。

 

皆様の御健寿と 御隆盛を 

かさねて至心に祈念申し上げます。

 

 

平成二年正月吉日

 

 

 

この頃は 年頭に お札と共に お杓文字を お配りしていました。

 

「一年の初めに おしゃもじを新しくして、

 毎度の食事を 感謝の気持ちで 召し上がってください。」

などとも書いています。

 

なんだか、懐かしいですね!

 

今日はここまで!

 

 

  

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お坊さんの話のタネ

前回まで連載(?)していた話は、

以前に 涅槃会(ニルヴァーナ、お釈迦様のお命日)に 私がさせていただいた法話を 

天台宗埼玉教区布教師会報の「法のともしび」第27号に載せていただき、

それを編集したものです。

 

実は、その前にも 涅槃会で法話をさせていただいた事があり、

これは 同じく「法のともしび」第18号に載っています。

 

改めてこれを見てみますと、「第2の矢」ですとか、「人という字は」といった事が

既に書かれていました。

 

いかに自分に進歩がないのかが わかりますねえ!(嘆)

 

 

 

お坊さんは 法話のタネには いつも困っているのです。

 

また、心に留まったニュースなどは 何日も心に留まっているものです。

 

ですから、つい 同じ話をしてしまうのですね。

 

 

 

今度の仏遊会(6月9日)のテーマは、「住職法話のタネ」です(笑)。

 

 

 

 

 

法話をしていて困るのは、以前に何をお話したか、を 私が忘れてしまう事です。

 

ところが、ご法要に来ている子どもさんは、

なんでもすぐに覚えてしまって、それを忘れずにいるものです。

 

私が 以前に同じ話をしたとは知らずに法話をしていますと、

「あー、その話、前にも聞いた!」とか、

キーワードを 先回りして(しかも大きな声で)言ってしまう、とか。。。

 

本当に困るんですヨ!

 

今日はここまで!

 

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