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悲しみを乗り越えるために その3

満員電車で 坐っている皆さんの前に、
お年寄りや お腹の大きな女性が立ったとします。

席を譲りたい、譲るべきだ と思うけれども
「もし断られたらどうしよう」
と周りの乗客の目も気になって
なかなかその勇気が出ない。

「私だって疲れているんだから」
と自分を納得させる事もできないし、
降りる駅が来るまで 眠ったふりをするのも辛い。

そんな場面で、
思い切って
「どうぞ坐ってください」
と席を譲り、相手が「ありがとう」と答えてくれたら
どんなにホッとするでしょう!



つまり、席を譲る という行為は
お年寄りや 妊婦のためではなく、
譲った人自身のためのものなのです。






畑の中の一本道、
皆さんがこちらから歩いて行く。

向こうから それほど親しくない人が歩いて来る。

皆さんは 挨拶をしようかどうしようか 迷ってしまいます。

二人の間は どんどん近くなる。

勇気を出して 思い切って 会釈をしたら、
向こうの人も にっこり微笑んでくれた。

ホッとするでしょう!



皆さんの挨拶は 
向こうから歩いて来る人のために ではなく、
皆さん自身のためにした事になります。






自分自身が しっかりしなければならないという厳しさ、
そして、
それ故に 自分自身の考え方や行いを
一番大切にするという事、

それが 今いう 仏教の自由主義、個人主義なのです。



                     続きます


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コメント
 
 
 
めぐみです! (めぐみ)
2013-03-24 06:30:29
はじめまして、初コメントです!
はじめまして!めぐみっていいます、他人のブログにいきなりコメントするの始めてで緊張していまっす(▼∀▼)ニヤリッ。ちょくちょく見にきてるのでまたコメントしにきますね(*´ェ`*)ポッ
 
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