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天台宗勤行儀 その5  懺悔文

   懺悔の文

我れ 昔より造りし所の諸の悪業は、
皆 無始の貪・瞋・痴に由る、
身と口と意より生ずる所なり。
一切を 我れ 今 皆 懺悔したてまつる。






   心からの反省(普賢観経の偈)

私が過去に犯してきた数々の罪、
それに悲しみ・苦しみ・苛立ち・怒り・嫉妬・驕り・憎悪などの 醜い思いは、

すべて私の心の中に潜む 貪り・瞋り・愚かさが、

身体と言葉と感情に表れて 生まれてきたものです。

これらの罪悪のすべてを仏さまを前にして 一つ残らず隠さず報告し、
心から悔い改めます。






今日は、ここまで!


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天台宗勤行儀 その4   三礼

   三礼 

一心に、十方法界に常住する仏を 頂礼したてまつる。

一心に、十方法界に常住する法を 頂礼したてまつる。

一心に、十方法界に常住する僧を 頂礼したてまつる。






   三つの宝を敬い礼をする

すべての世界の すべての仏さまを尊敬して、
私の身と心の一切を お預けします。

すべての世界の すべての真理をまっすぐに見て、
正しい真理は何かを学び、その真理の世界に 身を委ねます。

すべての世界が 平和で活気にあふれ、
そこに住むすべての人々が 幸せで安らかに生きることを願っている人々を尊敬し、
その人々と共に人生を歩んで行きます。






※ 頂礼(ちょうらい)  心から礼を尽くすこと。

※ 十方(じっぽう)   東・西・南・北(四方)、東南・西南・東北・西北(四維(しい))=八方、上下

※ 法界(ほうかい)   時と共に変遷を繰り返す現象的歴史の世界にも、
             太古から変わらない真実がある。
             真理の世界のこと。

※ 常住(じょうじゅう) 目に見える存在は刻々と変化して行くが、
             真理そのものは永遠に不滅で変わることがないということ。





今日は、ここまで!


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